丸善丸の内で及川賢治、竹内繭子が「いっこ さんこ」複製画展

【銀座新聞ニュース=2017年9月15日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月13日から10月8日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで「100%ORANGE」による「いっこ さんこ」複製画展を開いている。

丸善・丸の内本店で10月8日まで開かれている「100%オレンジ(ORANGE)」の「いっこ さんこ」複製画展に展示されている表紙。

絵本作家でイラストレーターの及川賢治(おいかわ・けんじ)さんと竹内繭子(たけうち・まゆこ)さんの夫婦ユニット「100%オレンジ(ORANGE)」が8月に絵本「いっこ さんこ」(文渓堂、税別860円)が刊行されたのを記念して複製画展を開いている。

「いっこ さんこ」はいろんな「いっこ」と「さんこ」のくりかえしにより、ことばのリズムと、数字の面白さに出会える絵本で、2008年に刊行した「まるさんかくぞう」という絵本の9年ぶりの続編としている。

及川賢治さんは1975年千葉県生まれ、多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業、竹内繭子さんは1974年千葉県生まれ、文化服装学院を卒業、1996年頃に当時大学生の及川賢治さんが、高校時代の同級生の竹内繭子さんと結成し、当初はプリントゴッコを使ったポストカードの制作・販売を手掛け、作品を見た出版社の関係者やアートディレクターなどから声がかかり、活動を広げ、絵本を描くようになった。2007年に「よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし」(岩崎書店)で第13回日本絵本賞大賞を受賞した。

主な絵本に2005年「ぶぅさんのブー」、2008年「おひっこし」、、2012年「ひとりごと絵本」、2014年「パンのミミたろう」などがあり、マンガに「スナオ スナオ(SUNAO SUNAO)」などがあり、2013年より福音館書店の「母の友」の表紙を担当している。

開場時間は9時から21時(最終日20時)まで。