広島TAU、カープ連覇の軌跡を写真で紹介

【銀座新聞ニュース=2017年9月29日】広島県(広島県広島市中区基町10-52、082-228-2111)が運営するアンテナショップ「TAU」(中央区銀座1-6-10、銀座上一ビルディング、03-5579-9952)は9月30日から10月15日まで階段特設コーナーで「広島東洋カープ2017年連覇の軌跡」写真パネル展を開く。

9月18日に2連覇を決め、胴上げされる監督の緒方孝市(おがた・こういち)さん。

プロ野球セ・リーグの広島カープは9月18日の阪神タイガースとの試合で勝利し、2016年シーズンに続いてセ・リーグ2連覇を達成した。9月28日現在、141試合で87勝50敗2分の6割3分5厘。これを記念して、「4月の怒涛の10連勝や、薮田(やぶた)投手、岡田(おかだ)投手、中村(祐、なかむら・ゆう)投手など若手の台頭、そして7月7日のヤクルト戦で9回に一気に5点差をひっくり返した『七夕の奇跡』など」2017年シーズンの優勝までの軌跡を写真パネルで紹介する。

10月14日からのクライマックスシリーズでは16日までは2位と3位によるファーストステージで、広島カープが出場するファイナルステージは18日から23日まで、ファーストステージの勝者と戦う。その後、28日から11月5日まで日本シリーズが行われる。

その夜、行われた祝勝会で、ビールかけをする菊池涼介(きくち・りょうすけ)選手(半袖で両腕を上げている)。

広島カープは1949年創設された球団で、自動車メーカーのマツダ(旧東洋工業)が30%以上の株式を保有し、創業家の松田家も30%以上を所有している。同年12月にセ・リーグに加盟し、1950年から公式戦に参加し、1952年まで3年連続で最下位(8位、7位、6位)となり、その後もBクラスに低迷し、1968年に初めて3位になった。

1975年に初優勝し、山本浩二(やまもと・こうじ)さんや衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)さんらの活躍で1979年に2度目の優勝を記録し、日本シリーズも初めて制し、1980年に2連覇し、2年続けて日本シリーズも勝利した。1984年にリーグ優勝と日本シリーズに勝利し、1986年、1991年とリーグ優勝したが、その後は低迷し、とくに2000年以降は万年Bクラスが続いている。

このため、広島カープは2007年から導入されたプレーオフの「クライマックスシリーズ」に出場した経験がなかった。2016年に1991年以来、25年ぶり7回目のリーグ優勝を遂げ、初のクライマックスシリーズに進出、日本シリーズに進んだが、パ・リーグで優勝し、クライマックスシリーズも勝ち抜いた日本ハムに対して2勝4敗で敗北した。