東宝がツインタワービル建て替え着工、23年2月完成

【銀座新聞ニュース=2021年4月2日】阪急阪神東宝グループの国内最大の映画配給会社、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)は4月1日に「東宝ツインタワービル」(千代田区有楽町1-5-2)の建て替え工事に着工、2023年2月に完成すると発表した。

東宝が再開発する「東宝ツインタワービル」の新ビルイメージ図。

東宝ツインタワービルは1969年5月に竣工し、地上9階、地下4階建てで、延床面積が1万6692平方メートルあった。2019年12月末に閉館し、解体工事を行ってきた。敷地面積は1491平方メートルで、新ビルは地上11階、地下2階で高さが54.5メートル、延床面積が1万6697平方メートルとほぼ従来のビルと同じ規模になる見通し。

地下2階から地上2階が店舗で、路面型店舗を配置する。3階以上がオフィスで、新たな働き方に対応したレイアウトを可能とする無柱空間とし、オフィスワーカーが自由に自然の外気を取り込むことができる開閉パネルを窓面に配置する。設計・施工会社は竹中工務店で、費用は約90億円を見込んでいる。