丸善日本橋で小澤摩純「古代ギリシャのアルファベット」展

【銀座新聞ニュース=2021年4月4日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)がが運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は4月7日から13日まで3階特設会場で小澤摩純さんによる絵画展「ファンタジーワールド」を開く。

丸善・日本橋店で4月7日から13日まで開かれる小澤摩純さんの絵画展のフライヤー。

伝説、童話、オペラなどをテーマに、大人が忘れかけていた夢を思い出させてくれる小澤摩純さんが古代ギリシャ時代のアルファベットをテーマにした作品など約60点を展示する。

小澤摩純さんは2009年から2010年、2016年、2017年、2019年に丸の内・丸善本店で個展を開き、日本橋店では2016年と2018年(2020年は中止)に個展を開いている。

ウイキペディアによると、古代ギリシャは前8世紀以降、急激な人口増加、牧畜から農業への転換が行なわれ、さらに各地の聖域が成立して奉納が行われていることも明らかにされ、これらの出来事と貴族層の都市部への移住により、ポリス(都市国家で、大小1500ほどの独立した都市国家があった)が形成されたことがホメロス(Homeros、生死年とも不詳)の叙事詩によって明らかにされている。そして、このポリスを基盤とする古代ギリシャ文明が栄えることになる。

ギリシャ人はセム文字系統のフェニキア文字を採用し、もともと子音字22文字だったものを、24文字(方言によってはこれより多いものもある)に増やし、母音を表す文字と子音を表す文字を区別するようにした。紀元前500年頃からは、ギリシャ文字は左から右に書かれる規則が成立した。ギリシャ文字は、地中海地域全体に広まり、エトルリア文字、オスク文字、ウンブリア文字、ラテン文字などのもととなった。

「アルファベット」という語は、ギリシア文字の最初の2文字「α」と「β」の読み方である「アルファ」と「ベータ」に由来する。

小澤摩純さんは1962年東京都生まれ、1985年に女子美術大学芸術学部版画科を卒業、在学中の1984年に期待の新人版画大賞展にて買い上げ賞、大学版画展にて買い上げ賞、1986年に「クリスマス急行」(ほるぶ出版社)のさし絵を手がけ、1987年に個展を開く。1990年に「けんぶち絵本の村大賞」にて「びばカラス賞」を受賞した。

1991年に日本郵船グループの客船「クリスタルハーモニー」のナースリールームの壁画を担当、1994年にひかりのくに絵本「ねむりひめ」を刊行、光村図書社会科教科書1996年度版全学年の表紙画を担当、2000年に絵本「天使への手紙」(ヴォイス出版社)を刊行、2009年から丸の内・丸善本店で個展、2016年と2018年に丸善・日本橋店で開いている。

期間中、10日13時から17時まで小澤摩純さんが来場する。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。