丸善日本橋で絵画セール、梅原龍三郎、向井潤吉、熊谷守一ら

【銀座新聞ニュース=2021年4月13日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は4月14日から20日まで3階ギャラリーで「春の丸善絵画セール」を開く。

丸善・日本橋店で4月14日から20日まで開かれる「春の丸善絵画セール」に出品される森田りえ子さんの「朧月」(木版画)。

今回は、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術や琳派、南画といった日本の伝統的な美術を取り入れ、装飾的な世界で知られた洋画家の梅原龍三郎(1888-1986)ら日本の巨匠たちの版画を展示販売する。

出品されるのは、梅原龍三郎のほかに、日本画の伝統的な様式美を現代的な感覚で表現した加山又造(1927-2004)、女性画や静物を生き生きと描いた小倉遊亀(1895-2000)、上村松篁(1902-2001)の子息で、花鳥画の第一人者として知られる元京都市立美術大学副学長の上村淳之さん。

日本画家で京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)元学長、同大学付属康耀堂美術館館長の千住博さん、東京芸術大学名誉教授で、日本画家の中島千波さん、舞妓やエキゾティックな女性画、春夏秋冬の花々を描く日本画家で、京都市立芸術大学客員教授の森田りえ子さん。

生涯古い民家の絵を描き続け「民家の向井」と呼ばれた洋画家、向井潤吉(1901-1995)、風景画や民家を描く、「失われた民家百景」シリーズで知られる林喜市郎(1919-1999)、バラの絵で知られる洋画家、中川一政(1893-1991)、孤高の洋画家で自宅の虫や花を描き続けた熊谷守一(1880-1977)ら。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。