丸善丸の内で加藤休ミ「デリバリーぶた」原画展、オンライントークも

【銀座新聞ニュース=2021年7月16日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は7月16日から8月19日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで加藤休ミさんによる「デリバリーぶた」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で8月19日まで開かれている加藤休ミさんの「デリバリーぶた」原画展に展示されている絵本の表紙。

クレヨンとクレパスを用い、風景画や食べ物の絵を描く加藤休ミさんが6月16日に「デリバリーぶた」(偕成社、1320円)を刊行したのを記念して原画展を開いている。

「デリバリーぶた」は大海原のまんなかで漁師がいった。「焼き鳥が食べたいなあ。」すると空から声がした。「デリバリーぶた!」。世界一高い山で、登山家がいった。「ここでラーメン食べたら最高だろうなあ。」すると下の方から声がした。「デリバリーぶた!」。「こんなとき、こんなところで、こんなものが食べられたら、最高だなあ」という食欲と妄想をそそる絵本としている。

加藤休ミさんは1976年北海道生まれ、2010年に築地で「魚展」を開催している。2005年に「第5回装画を描くコンペテイション」で入選、2010年に「ともだちやま」(ビリケン出版)で第11回ピンポイント絵本コンペ優秀賞を受賞し、受賞作をもとに新たに描き下ろしている。

24日15時から加藤休ミさんによるオンライントークイベントを開く。聞き手は担当編集者の矢作春奈さん。費用は視聴のみ1000円、書籍付きが1900円+送料。チケットはSyopify(https://mjbookonline.myshopify.com/)から申し込む。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。