M84で「アートの競演」展、平林武彦、谷明、中村晃ら14人

【銀座新聞ニュース=2021年9月20日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は9月20日から10月2日まで「飾りたいと思う写真展-アートの競演2021新涼」を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で3月から4月にかけて開かれた公募展「飾りたいと思う写真展-アートの競演2021風花」に出品された福岡陽子さんの「Karuizawa(軽井沢)」((C)Yoko Fukuoka)。同じ画像を2枚、上質紙にインクジェットで出力して、それぞれに蝋を染み込ませてから少しずらして貼り合わせた幻想的な作品でM84賞を受賞している。

Art Gallery M84(アートギャラリーエムハッシー)のオーナー、橋本正則さんが年に2回ほど開いているプロアマを問わず、持ち込んできた作品を順番に展示する一般公募展で、今回も「これはなんだと考えさせるなんとも不思議な作品、今まで見たことのない美しい作品、ずっと眺めていても飽きない作品、見ているだけで癒される作品」など、14人の写真家が販売することを前提とした作品約23点を展示する。

橋本正則さんによると、「1800年代末期のヨーロッパで、写真はその記録性のみが注目され、芸術作品としての認識や評価はなされてなかった」という。「アートの競演」は「日本の現写真分野において芸術作品の位置付けがどのようになっているのだろうかと考えるきっかけになれば」として開いている。

また、展示作品の中からM84賞、Customer(カスタマー)賞、フレームマン賞を設定し、最終日に受賞者を決める。

今回、出品するのは平林武彦さん、野田光治さん、宇津井志穂さん、谷明さん、福岡陽子さん。

北尾辰也さん、豊吉雅昭さん、Aki Fujita Taguchi(アキ・フジタ・タグチ)さん、降旗良房さん、中村晃さん。

冨田陽子さん、Chino Kanetaka(チノ・カネタカ)さん、Junko Sakamoto(ジュンコ・サカモト)さん、山田谷直行(やまだや・ちょっこう)さん。

20日18時から作品説明会を開く。

2日15時から賞状授与式を開く。

今回は、会場で作品を購入しなくても、入場者に推奨する作品についてメッセージを投稿してもらい、10月1日時点の投稿数でCustomer(カスタマー)賞を決める。

開場時間は10時30分から19時(最終日は17時)。入場料は500円。日曜日も開く。