サニーヘルス、ビタミンC、蛋白質等栄養素の優れた海苔をおやつに

【銀座新聞ニュース=2021年11月20日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区晴海1-8-11、晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーY、03-6701-3000)はこのほど、レポート「実はすごい!海苔の美容とダイエット効果」を発表した。

焼き海苔1枚(3グラム)の中に豊富な栄養素が含まれている。

海苔(のり)はおにぎりやのり巻きなどにはなくてはならないものの、いつも料理の脇役で、その栄養価についてはあまり注目されたことはないのではないだろうか。実は海苔には思いもよらぬよどの栄養が含まれています。美容にもダイエットにも期待できる海苔の栄養成分には、どのようなものがあるのかを解説します。

●海苔は「海の野菜」

海藻である海苔は、いわば「海の野菜」といえる。家庭で消費される海苔は、紙状にし乾燥させた板海苔を焼いた「焼き海苔」が一般的だ。

焼きのり1枚(全型)は21センチ×19センチで統一されており、重さは約3グラム。このたった海苔1枚・3グラムの中に含まれる栄養素が驚きのスペックで、匹敵する含有量の他の食品と比較してみよう。

〇ビタミンA、420IU(IUは国際単位、138.6ミリグラム)→卵1個、牛乳350cc、にんじん10グラムに相当
1日に必要なビタミンAは2000IU(成人男子)とされている。海苔1枚で約420IUなので、これだけで1日の所要量の2割強を補給することができる。ビタミンAは、目や粘膜などの機能が正常に働くために必要で、不足すると夜盲症、子どもの成長阻害、皮膚や粘膜上皮の乾燥、感染に対する抵抗力の低下などの症状がある。

ビタミンB1は、体内のブドウ糖をエネルギーに代謝するのに必要な栄養素で、焼き海苔1枚に0.03ミリグラムが含まれている。

〇ビタミンB1、0.03ミリグラム→牛乳100cc、いわし100グラム(1尾)に相当
ビタミンB1は、体内のブドウ糖をエネルギーに代謝するのに必要な栄養素、不足すると、食欲不信、だるさ、疲労感などのほか、ひどくなると脳や神経に障害を起こすことや、脚気になる可能性がある。

1日の必要量は0.9ミリグラムから1.2ミリグラムなので海苔だけでは不足するが、普段の食事に海苔を取り入れることで補うことができる。味の面で海苔と相性のいい米は糖質が多く含まれるので、一緒に食べれば代謝をサポートしてくれる。

〇鉄0.4ミリグラム→牛レバー10グラム、茹でたほうれん草20グラム(1束程度)相当
血液の材料となる鉄も海苔に含まれている。海苔約5枚で、牛レバー1切れ分(約40グラム)相当の量だ。茹でたほうれん草なら1束分と同程度と、植物性食品の中ではかなりの量といえる。貧血予防にも効果が期待できる。。

〇カルシウム12ミリグラム→牛乳12グラム、しらす干し2グラム(小さじ山盛り1程度)相当

カルシウムは細胞増殖・分化・維持、血圧上昇の防止などの栄養があり、海苔は12ミリグラム(牛乳12グラムに相当)なので、牛乳と海苔でカルシウムの1日の必要量をクリアしやすい。

カルシウムは骨や歯を形成するほか、ホルモン、神経伝達物質の分泌、血液凝固、筋肉の収縮、体内のイオンバランスを正常に保つ、神経の興奮を調整する、細胞増殖・分化・維持、血圧上昇の防止など、意外なほど多岐にわたる。

カルシウムの1日の必要量は600ミリグラムで、仮に牛乳だけから摂取するなら600ミリリットルも飲む必要があるが、海苔を取り入れて補えば必要量もクリアしやすい。

●さらにほかにも美容成分たっぷり!

1)タンパク質
焼き海苔の40%はタンパク質で、比率でいえば肉、魚、大豆は約20%なので、それよりもかなり多く、しかも必須アミノ酸をすべて含んだ良質な植物性タンパク質だ。

焼き海苔の40%がタンパク質で、しかも必須アミノ酸をすべて含んだ良質な植物性のタンパク質だ。

2)食物繊維
焼き海苔の食物繊維は全体の36%もの量に上る。海苔の食物繊維は水溶性食物繊維に分類される。水溶性食物繊維は腸を整えるだけでなく、糖質や脂肪の吸収を抑える作用がありダイエットにも効果がある。

同じ海藻類であるワカメや昆布にはない「ポルフィラン」という海苔特有の糖質があり、保水力に優れ、保湿成分として化粧品にも使われている。

3)ビタミンC

100グラム中の含有量で比較すると、ビタミンCが多い食品の筆頭であるレモンが100ミリグラム、いちご62ミリグラム、パセリ120ミリグラム、海苔は210ミリグラムだ。美肌や抗酸化作用に欠かせないビタミンCまでこんなに含まれているとは驚きといえる。

4)葉酸
鉄と同じく、血液を作るのに必要となる葉酸。赤血球の合成に大きく関わっており、不足すると貧血の原因となる。特に胎児や成長期の子ども供には必要とされ、妊娠期には普段の倍の葉酸をとることが推奨されている。

葉酸が多い食材にほうれん草やアスパラガスなどがあるが、100グラム中の含有量では焼海苔がもっとも多く、1900マイクログラムが含まれている。

5)タウリン
栄養ドリンクに配合されていることで知られている成分で、海苔には100グラムあたり1220ミリグラムが含まれている。多くの食品の中でもトップクラスの含有率だ。

タウリンにはいろいろな効果があり、肝臓の解毒能力を強化し、さらに肝臓の働きも高め、二日酔い防止の働きをしてくれる。また、高血圧や高血糖などの生活習慣病をケアする働きもあるといわれている。

●海苔は1日に2枚が目標

海苔に含まれる多くの成分は、他の食品と比べかなり高い含有率であることは間違いない。焼き海苔は生海苔に比べ消化によいとはいえ、一度にたくさん食べるものではないので、1日2枚を目安にしたい。

汁物や和え物、炒め物、和風サラダのトッピングなど、さまざまな料理に相性がいいので、そのまま食べる以外にもどんどん活用してみてほしい。

現代人が不足しがちな栄養素を補う食品として、1日2枚を意識して食べたい。1枚でたったの6キロカロリーなので、ダイエット中のおやつとしてつまむのもおすすめだ。