大丸松坂屋画廊で武田双雲「飛翔」展、心は自由に羽ばたく

【銀座新聞ニュース=2021年12月1日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は12月2日から8日まで武田双雲さんによる個展「飛翔」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で12月2日から8日まで開かれる武田双雲さんの個展「飛翔」のフライヤー。

書道家の武田双雲さんは2019年から現代アーティストとして始動し、書をベースとした自由な発想で生み出された作品を描いており、今回は「飛翔」をテーマにし、11月10日から15日が大丸札幌店、「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」の後、12月17日から26日まで大丸梅田店で開く。

武田双雲さんは新型コロナで自宅で「おこもりの日々」が続く中、「自由に空を舞う鳥たちに、どれだけ勇気をもらえただろう。せめて、心だけは、自由に羽ばたこう」と考え、「うんと遠くへ、行きたい場所へ、会いたい人のもとへ、心だけは、思いっきり自由に飛べばいい。たったひとりで海岸沿いを散歩したあの日の朝、ゆっくりと旋回するトンビを見上げながら今回の個展のテーマは『飛翔』にしよう」と決めたとしている。

ウイキペディアなどによると、武田双雲さんは1975年熊本県熊本市生まれ、東京理科大学理工学部情報科学科を卒業、東日本電信電話(NTT東日本)に営業マンとして2年半勤務し、母親の武田双葉(そうよう)さんの書道教室で1年間書を学び、その後ストリート書家として活動をはじめ、道行く人の希望で即興で書くスタイルを披露し、その後、墨を使った大字パフォーマンスでテレビなどに取り上げられ、NHKの大河ドラマ「天地人」のタイトル字などデザイン書の分野で注目されている。

2013年度に文化庁の文化交流使に任命され、ベトナム、インドネシアにて書道ワークショップを開き、2017年にはワルシャワ大学で講演をしている。2019年6月に第38回ベスト・ファーザー イエローリボン賞の学術・文化部門を受賞し、2019年の元号改元に際し、「令和」の記念切手に書を提供している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。