大丸松坂屋画廊で武田双雲「飛翔」展、ARToVILLAの第1弾

【銀座新聞ニュース=2022年1月12日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は1月13日から26日まで武田双雲さんによる個展「飛翔」を開く。

大丸松坂屋百貨店がはじめたアートメディア「ARToVILLA(アートヴィラ)」の第1弾として、「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で1月13日から26日までスタート記念として開かれる武田双雲さんの個展に出品される「飛翔」(297万円)。

書道家の武田双雲さんは2019年から現代アーティストとして始動し、書をベースとした自由な発想で生み出された作品を描いており、昨年12月に「飛翔」をテーマにした作品展を「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」、で開いており、今回は大丸松坂屋百貨店のアートプロジェクト「ARToVILLA(アートヴィラ)」のスタートを記念して、再び武田双雲さんの「飛翔」の作品を展示販売する。

大丸松坂屋百貨店では「ARToVILLA」を「アートのある豊かな生活」を提案し、定番にしたいと考えており、日常に紐づいた独自の視点から、アートを手に入れることの面白さを届けたいとしている。

このため、「#DOORS(ドアーズ)」のメンバーと一緒に、アート所有の敷居を下げるコンテンツをオンラインと店頭で発信し、実際に購入できる展覧会を開いて、アートを手にする体験までを支援する。「#DOORS」にはリサイクルショップを展開するスマイルズの社長、遠山正道さん、建築家の永山祐子さん、ハロー!プロジェクトの女性アイドルグループ「アンジュルム」の元メンバー、和田彩花さん、クリエイティブディレクターの植原亮輔さん、アートテラーのとに~さんが参加している。

ウイキペディアなどによると、武田双雲さんは1975年熊本県熊本市生まれ、東京理科大学理工学部情報科学科を卒業、東日本電信電話(NTT東日本)に営業マンとして2年半勤務し、母親の武田双葉(そうよう)さんの書道教室で1年間書を学び、その後ストリート書家として活動をはじめ、道行く人の希望で即興で書くスタイルを披露し、その後、墨を使った大字パフォーマンスでテレビなどに取り上げられ、NHKの大河ドラマ「天地人」のタイトル字などデザイン書の分野で注目されている。

「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で個展を開く武田双雲さん。

2013年度に文化庁の文化交流使に任命され、ベトナム、インドネシアにて書道ワークショップを開き、2017年にはワルシャワ大学で講演をしている。2019年6月に第38回ベスト・ファーザー イエローリボン賞の学術・文化部門を受賞し、2019年の元号改元に際し、「令和」の記念切手に書を提供している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。