丸善丸の内で人形展、安藤早苗、粧順、三輪輝子、宮長由紀ら

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【銀座新聞ニュース=2014年7月6日】丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は7月9日から15日まで4階ギャラリーで「夢の記憶人形展 見たとも見ないとも一期一会の人形展」を開催する。

出版社の「亥辰舎」(いしんしゃ、京都府京都市伏見区深草フチ町1-3、075-644-8141)と三輪輝子(みわ・てるこ)さんが主宰する創作人形館「ミワドール」(静岡県伊東市八幡野字萩ヶ洞1069-3、0557-55-103)が共催する人形展で、映画「人形アニメーション」も上映される。

招待作家として安藤早苗(さんどう・さなえ)さん、「ドール・エクスプレス(DOLL EXPRESS)」を主宰している稲辺智津子(いなべ・ちづこ)さん、「粧順人形教室」を主宰している粧順(しょうじゅん)さんが出品する。

出展作家は三輪輝子さん、ワコ(WAKO、天田=あまだ=わこ)さん、飯村双樹(いいむら・そうき)さん、池之上涼子(いけのうえ・りょうこ)さん、河津明美(かわづ・あけみ)さん、木村桜子(きむら・さくらこ)さん、キャンカヤコ(きゃん・かやこ)さん。

コッペリア(Coppelia)さん、高斉(こうざい)りゅうさん、田中由利子(たなか・ゆりこ)さん、武内瑞希(たけうち・みずき)さん、寺尾宏美(てらお・ひろみ)さん、ヒトミ(hitomi)さん、ぴこうささん、宮長由紀(みやなが・ゆき)さんだ。

安藤早苗さんは島根県生まれ、島根大学教育学部美術科を卒業、中学教員退職後フリーイラストレーターとして活動、1980年から吉田良一(よしだ・りょういち)さんに師事、1985年から2001年までよみうり文化センター町田人形教室の講師、2001年から安藤早苗人形教室を町田のアトリエで開いている。

稲辺智津子さんは北海道室蘭市生まれ、1981年に日本創作人形学院で学び、1982年に「ドール・エクスプレス」を開設、1987年に日本創作人形協会展でグランプリ、1990年に個展を開き、1998年にアメリカの「サンタフェ・ドール・ショー(SANTA FE DOLL SHOW)」でブルーリボン賞、2011年に「ひかり」を第265代ローマ教皇のベネディクト16世(Benedictus PP.16、在位は2005年4月19日から2013年2月28日)に献上している。

粧順さんは1987年に吉田良一さんに師事し、1990年に石川県金沢市で個展を開き、2001年に京都で粧順人形教室を開設、2006年に丸善・丸の内本店で「人形の創り手たち」に出品、2007年に松屋銀座本店で大竹京(おおたけ・きょう)さんと「二人展」などを開いている。

三輪輝子さんは山口県生まれ、1970年に東京芸術大学日本画科を卒業、1978年からビスクドール制作をはじめ、1981年に個展を開き、1987年に松屋銀座店で個展を開催し、1988年に広島星ビル創作人形大賞特別賞、1989年に人形教室を主宰、1997年にアメリカのロザリーワイエル人形美術館に作品「天草四郎」を永久展示、1998年に創作人形館「ミワドール」を伊豆高原に開館している。学校法人阿佐ヶ谷学園アートマスターズスクールの学校長を務めている。

ワコさんは1992年に菊池恵美子(きくち・えみこ)さんに師事し、1993年にグループ展に参加、1998年に新院展に出展、2002年に個展を開き、2004年に丸善の「人形の創り手たち」に参加、2009年に丸善・丸の内本店の「世界創作人形展」に出品している。

池之上涼子さんは粧順さんに師事し、その後作品を発表している。

河津明美さんはミワドールの衣裳を担当しており、学校法人阿佐ヶ谷学園アートマスターズスクールのマネージャーを務めている。

木村桜子さんは女子美術大学デザイン科を卒業、ドールファンタジアで入選、「工房さくら」を主宰している。

キャンカヤコさんは千葉県生まれ、1992年から作品を発表、1995年に三輪輝子さんに師事、その後、個展を開いている。

高斉りゅうさんは2010年に独学で人形を制作し、2011年に笹谷郁男(ささや・いくお)さんに師事し、2012年に銀座モダンアートアーティストカフェ(ARTIST’S CAFE)に出展、2013年に銀座人形館エンジェルドールズ「注目の新人作家展」に参加、2014年に銀座モダンアート「暗黒少女展」に出品している。

ヒトミさんは石川県生まれ、1996年に粧順さんに師事し、その後、作品を発表している。

ぴこうささんは嵯峨美術短期大学VCD(イラストレーション)を卒業、粧順人形教室に所属し、その後作品を制作している。

宮長由紀さんは1983年富山県射水市生まれ、2003年に金城大学短期学部美術科デジタルデザイン専攻を卒業、2996年から2007年にアートマスターズスクールに在籍、マスターコースで創作ビスクドールを学び、2008年に富山県で創作活動をはじめ、2010年に銀座人形館の第7回注目の新人たちに選ばれ、その後、個展を開き、2011年に「M2創作ビスクドール教室」を開講している。

2008年に箱根彫刻の森美術館の第2回アーツJクラフツ展で佳作、2008年と2010年にアートマスターズスクール展で準グランプリ、2011年に第6回現代工芸美術家協会富山会公募展で北日本新聞社社長賞などを受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)、入場は無料。