ヴァニラで泥方陽菜「2種の人形シリーズ」展、アクセサリーも

【銀座新聞ニュース=2021年3月17日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は3月20日から28日まで泥方陽菜さんによる人形展「pneuma」を開く。

ヴァニラ画廊で3月20日から28日まで開かれる泥方陽菜さんの人形展「pneuma(プネウマ)」のフライヤー。

独学で人形を制作する人形作家の泥方(ひじかた)陽菜さんがヴァニラ画廊で2018年以来の個展を開く。

泥方陽菜さんは独学で人形作品やオブジェを制作しており、孤独や憂鬱、虚無感に慈しみなど多彩なイメージを人形に込め、「聖悪」が限りなく混じりあい、一つの形になるような、豊かな立体作品に取り組んでいる。

今回は「pneuma(プネウマ、古代ギリシア語で、存在の原理、聖なる呼吸、精神、超自然的な存在、善の天使、悪魔、悪霊、聖霊など複合的な意味をもつ)」と題して、2つの新たな人形シリーズ、計12点を展示する。また、人形と人間のための新作アクセサリーも展示販売する。

泥方陽菜さんは「私の内に散らばる聖なるものと、私の外で見つけた聖なる時を集めたら、人に似た形になった。神さまに飼い慣らされた子どもはそこから逃げ出して、苦しみのないまっさらな体を貰った。激情と寂しさと羨望が、透明なぬるい血潮となり、体内を静かに流れる音を、ただ耳を澄まして聞いている」としている。

泥方陽菜さんは1988年生まれ、2008年から独学で人形制作をはじめ、2012年にヴァニラマニアで個展、横浜浪漫館企画展に参加、2013年にヴァニラ画廊で個展を開き、その後グループ展に参加している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日17時)まで。入場料は800円。無休。入場に際してはマスク着用、検温などがある。時間指定有のチケット制で、定員制で1時間単位で入れ替えとなる。ライブポケット(https://t.livepocket.jp/t/te9i_)を通じて予約する。