丸善丸の内で石井聖岳「まってました」原画展

【銀座新聞ニュース=2021年3月19日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は4月1日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで、石井聖岳さんによる「まってました」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で4月1日まで開かれている石井聖岳さんの「まってました」原画展に展示されている表紙。

3月15日に石井聖岳(きよたか)さんがイラストを手掛けた「まってました」(文章はもとしたいづみさん、講談社、書籍税別1500円、電子版1200円)が刊行されたのを記念して原画展を開いている。

「まってました」は「講談社の創作絵本」シリーズの1冊で、「なにしてるの?」「まってるの」「いっしょにまってていい?」「いいよ」、たろうがなにかをまっていると、どんどん仲間がふえてきます。いったい、たろうは、なにをまっているのか、という内容で、「おだやかな『待ち時間』をゆるやかに体験していると、ここちよい風がふいてくる、そんな空気感をもつ絵本」(講談社)としている。

石井聖岳さんは1976年静岡県生まれ、1997年に名古屋造形芸術短期大学を卒業、同年、メキシコ・オアハカ州ルフィーノタマヨ版画工房にて個展を開き、2000年に学童保育でアルバイトしながら、子どもの本専門店メリーゴーランドの絵本塾に通い、「つれたつれた」で絵本作家としてデビューし、2007年に「ふってきました」(講談社)で第13回日本絵本賞、第39回講談社出版文化賞絵本賞、2009年に「おこだでませんように」(小学館)で第55回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定されている。

開場時間は9時から21時(最終日19時)まで。