ヴァニラ画廊で山下和美「画業40年」展、著者解説付生原

【銀座新聞ニュース=2021年3月28日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル地下2階、03-5568-1233)は3月30日から4月25日まで山下和美さんによる「画業40周年記念原画展」を開く。

ヴァニラ画廊で3月30日から4月18日まで開かれる山下和美さんによる「画業40周年記念原画展」に出品される作品。

1980年に「週刊マーガレット」(集英社)にて「おし入れ物語」でデビューしたマンガ家の山下和美さんが2020年に画業40周年を迎えたことから、記念して主要作品の原画展を開く。

今回は「ランド」(「モーニング」にて2014年から連載で、2020年9月に完結)、「不思議な少年」(「モーニング」にて2001年から不定期連載で、一時休載を経て現在も連載中)、「天才柳沢教授の生活」(「モーニング」にて1988年7号から現在も連載中)を中心とした代表作の中から選んだ90点の生原稿を展示する。

それぞれの作品には山下和美さん自身のコメントが付けられている。また、会場ではサイン入り複製原画や、展示会限定オリジナルグッズも販売し、入場特典のプレゼントもある。

ウイキペディアによると、山下和美さんは1959年北海道小樽市生まれ、横浜国立大学教育学部を中退、1980年に「週刊マーガレット」にて「おし入れ物語」でデビュー、当初は少女マンガ誌で活動していたが、その後は青年マンガ誌「モーニング」(講談社)に活動の場を移した。

代表作に東北大学経済学部教授だった父・古瀬大六(1917-2007)を主人公のモデルとした「天才柳沢教授の生活」(1988年から「モーニング」にて連載)、マーク・トウェイン(Mark Twain、1835-1910)の同名の小説から着想を得た「不思議な少年」などがあり、2003年に「天才柳沢教授の生活」で第27回講談社漫画賞一般部門を受賞している。2014年から「モーニング」で連載してきた「ランド」は2020年9月に完結している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日17時)まで。入場料は1000円。無休。入場に際してはマスク着用、検温などがある。時間指定有のチケット制で、定員制で1時間単位で入れ替えとなる。ライブポケット(https://t.livepocket.jp/t/te9i_)を通じて予約する。ただし、空きがあれば、当日入場できる場合もある。