丸善日本橋で村中保彦、古田文、林典子ら「手仕事」展

【銀座新聞ニュース=2021年4月28日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は4月28日から5月4日まで3階ギャラリー特設会場で「素材を楽しむ手仕事5人展」を開く。

丸善・日本橋店で4月28日から5月4日まで開かれる「素材を楽しむ手仕事5人展」に出品される作品。

ステンレススチール・アート作家の村中保彦さん、磁器、染付の陶芸家、大田一成さん、古布による創作人形作家の古田文(あや)さん、彫金と七宝(しっぽう)
アクセサリー作家の林典子さん、アジアの布を楽しむ「布楽人(ふらど)」(ギャラリー・フラド・新宿区四谷4-29-9、03-5362-1527)が出品する。

村中保彦さんは1955年山口県柳井市生まれ、1980年に東京芸術大学美術学部工芸科を卒業、在学時の1979年に芸大の原田賞、1982年に同大学院鋳金専攻を修了、修了時に「サロン・ド・プランタン賞」、日本新工芸展に入選(1984年に奨励賞、1987年に東京都知事賞)、1984年に明日をひらく日本新工芸展に出品(1989年に佳作賞、1994年に彫刻の森美術館賞)、 1987年に日展に入選(1989、1990年に入選)、1988年に現代鋳金工芸展で鋳金家協会賞、1989年に金沢工芸大賞コンペティションで入選(1993年に大賞)、1990年に現代鋳金工芸展で染川鉄之助記念賞を受賞した。

1991年に広島県工芸美術作家協会展で奨励賞、 1993年にCKI国際美術工芸展で墨田区長賞、1996年にひろしま街の公共物デザインコンテストで佳作、1997年に荒川リバーアートコンテストで優秀賞(1999年に特賞)、大分アジア彫刻展で入選、神奈川県秦野市・水とみどりの彫刻コンペで入選、洞爺村国際彫刻ビエンナーレ1997で入選、1998年に第15回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で埼玉県立近代美術館賞、神戸市民賞、1999年にしまなみ海道彫刻コンクールで奨励賞、第18回現代日本彫刻展で山口県立美術館賞、足立区野外彫刻コンクールで入選、敷まちかどの彫刻展で優秀マケット(模型、2002年も優秀マケット)を受賞している。

2000年に桜の森彫刻コンクールで準賞(2001年も準賞、2002年も優秀賞)、2006年に    第21回国民文化祭・やまぐち2006美術展(工芸)で入選、 2007年に洞爺村国際彫刻ビエンナーレ2007で入選、2009年に第23回UBE(宇部)ビエンナーレ’09(現代日本彫刻展)で山口県立美術館賞(2014年に入選、2016年に入選)、2010年に第2回北の動物大賞展で特別賞などを受賞している。現在、日本鋳金家協会会員。

大田一成さんは1995年に慶應義塾大学環境情報学部を卒業、2004年に京都伝統工芸専門学校を卒業、2006年から磁器の制作をはじめ、2007年から個展を開き、2008年から2015年までそごう広島店で個展、2011年、2013年に 銀座煉瓦画廊で個展を開いている。

古田文さんは長野県諏訪市生まれ、1969年に大妻女子短期大学英文科を卒業、1972年にインドネシア大使館に勤務、1977年から人形の創作をはじめ、1985年にハンズ大賞に入選、1986年に人形たち展で入選、1991年にひらめきコンテスト最優秀賞、東京都知事賞、2009年にアーツJクラフツ展でシルバークリエイター賞を受賞している。現在、「アヤ人形教室」を主宰している。

林典子さんは金属とガラス質の釉薬(ゆうやく)を使い、窯に作品を入れて熱で素地の金属に焼き付ける技法が七宝焼で、この技法でアクセサリーを制作している。

「布楽人」はギャラリー・フラドのスタッフがアジアの布を使ってジャケットなどを制作している。

開場時間は9時30分から20時(最終日は17時)。