丸善丸の内で古塔つみ展と東京幻想展、2人のコラボ作品も

【銀座新聞ニュース=2021年5月5日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は5月5日から11日まで4階ギャラリーで古塔つみさんによる出版記念展を開いている。

丸善・丸の内本店で5月5日から11日まで開かれている古塔つみさんの出版記念展に出品される作品。

また、同じ5月5日から11日まで4階ギャラリーで東京幻想さんによる「2021作品展」を開いている。

イラストレーターの古塔つみさんが3月25日に作品集「赤盤」(芸術新聞社、2750円)を刊行したのを記念して、ここでしか見ることができないイラストレーター、東京幻想さんとのコラボ作品をはじめ、キャンバス、シルクスクリーン作品を展示する。また、特装版も販売する。

一方、東京幻想さんは廃墟化した東京の町並みを描き出し、「まるでラピュタの世界!」と話題になった「東京幻想作品集」を2020年5月に発売以来、テレビやラジオ、雑誌、ウェブなどさまざまなメディアで紹介されている。今回は作品集に未収録の作品のほか、キャンバス作品、古塔つみさんとのコラボ作品も展示販売している。

「赤盤」は2020年に描かれた作品を中心に、音楽やファッションブランドとのコラボ作品、オリジナル作品など約500点を掲載しており、帯は音楽ユニット「YOASOBI(ヨアソビ)」のボーカル、ikura(幾田りら)さんが担当している。

古塔つみさんは「女子しか描けません。すてきな人しか描けません」をモットーに活動しており、コンポーザーのAyase(アヤセ)さんとボーカルのikuraさんの音楽ユニット「YOASOBI」のキービジュアルも描くなど、音楽関連のアートワークやアパレルとのコラボレーションも多い。

同じく5月5日から11日まで開かれている東京幻想さんの「2021作品展」出品される「東京駅幻想2021」。

古塔つみさんは愛知県生まれ(生年月日、性別は未公表)、大学の経営学部を卒業(大学名は未公表)、2017年ごろよりSNS上で活動をはじめ、絵は独学で、「あっ、女子しか描けません。すてきな人しか描けません。」をキャッチコピーとし、音楽関連のアートワークやアパレル・ブランドとのコラボを手掛けている。

東京幻想さんは2008年5月に活動をはじめ、2009年4月号から2011年3月まで刊「リベラルタイム」の表紙を担当した。2010年6月にアメリカ映画「ザ・ウォーカー」(配給は角川映画)の国内ポスターメインビジュアルを制作、2011年9月に堂珍嘉邦さん(「CHEMISTRY(ケミストリー)」)主演の舞台「醒めながら見る夢」の背景イラストを手掛けている。

2012年1月からフリーペーパー「R25」(リクルート)誌上にて「辻仁成×東京幻想」コラボを不定期連載し、2014年11月に「東京幻想ART BOOK(アートブック)」(宝島社)を刊行、2020年5月に「東京幻想作品集」(芸術新聞社、2750円)を刊行している。

開場時間は9時から20時(最終日は16時)。