銀座蔦屋でイスラエル出身、NY在住のU・アラン展、具象と抽象超え

【銀座新聞ニュース=2021年5月18日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は5月18日から6月25日まで6階「THE CLUB」でユリ・アランさんによる「Eggs For Breakfast and Bird In A Blanket」を開いている。

銀座 蔦屋書店で6月25日まで開かれているユリ・アランさんの個展「Eggs For Breakfast and Bird In A Blanket(エッグズ・フォー・ブレックファスト・アンド・バード・イン・ア・ブランケット、朝食の卵と毛布の中の鳥)」に出品されている作品「TRAFFIC CLOCKER(トラフィック・クロッカー)」(英国ロンドンのギャラリー「Sadie Coles HQ」で出品し、本人が提供)。

イスラエル出身で、アメリカ・ニューヨーク在住、絵画やドローイング、彫刻、コラージュなど幅広く制作している、ユリ・アラン(Uri Aran)さんが日本初となる個展を開いている。

ユリ・アランさんは母国語ではない英語に囲まれた生活の中で、「英語が母国語ではないからかもしれないが、僕の中では、文字を見てから、意味を理解するのに時差が生じる。僕にとって文字はあくまで伝達するための記号であり、すべてに鍵カッコが付いているみたいに感じるんだ」と述べている。

また、蔦屋書店では「言葉や意味への好奇心によって、引き起こされるアランの探求は、具象と抽象という枠組みをこえて、見る人それぞれのアイデンティティや、認識によって楽しめる作品」としている。

銀座 蔦屋書店で日本初個展を開くアーティストのユリ・アランさん。

ユリ・アランさんは1977年イスラエル・エルサレム生まれ、2004年にエルサレムのベツァルエル美術デザイン学院を卒業、2007年にニューヨークのコロンビア大学を卒業し、美術学修士(MFA)を取得、2008年にニューヨークで個展、2010年にアイルランド・ダブリンで個展、2013年に英国ロンドン、スイス・チューリッヒで個展を開くなど主に欧米で個展を開いている。英国のSadie Coles HQ(サディ・コールズHQ)では2016年から2021年までほぼ毎年個展を開いている。

時間は12時から19時で、事前の予約制(https://airrsv.net/theclub/calendar)。入場は無料。