サニーヘルス、こまめに動くNEATで無理のない楽ダイエットを

【銀座新聞ニュース=2021年6月5日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「ハードな運動よりもやせる?がんばらないダイエット『NEAT』で楽やせ!」を発表した。

立ち姿勢でありがちな反り腰、猫背、巻き肩は、ぽっこりお腹の原因になる。

ダイエットのためにジム通いをしたり、ランニングやハードな筋トレを日課にしたりというのは、始めるのも続けるのもハードルが高い。その上、そうした「ダイエットのためのハードな運動」によってダイエットをするのは、高いモチベーションを保ち続けることができなければ成し遂げられないもの。

無理なく続けられる方法でなければ、結局はリバウンドをしてしまうことにもなる。とはいえ、大した運動もせずにダイエットを成功させる方法があるのだろうか。実はハードな運動よりも効果の出る方法がある。

●ハードな運動よりもダイエットに効く方法

特別な運動ではなく、日常生活の中でダイエットを成功させることは可能で、そのためには、こまめに動くことだ。たったそれだけだが、普段から運動をする習慣がなく、座っている時間が長い人に効果的な方法といえる。

このメソッドは「NEAT(ニート、Non Exercise Activity Thermogenesis)」というもので、「非運動活動によるカロリー消費」という意味になる。NEATでは、筋トレや有酸素運動など「わざわざ行う強度高めの運動」によりダイエットをするのではなく、家事や通勤、通学など移動中といった、日常生活における動作によってカロリーを消費し、ダイエットを行う。

海外の研究によると、肥満の人ほど座っている時間が長い、つまりNEATの割合が少ないことが明らかになっている。太っている人と標準体重の人のNEATの量を調査したところ、太っている人の方が約350キロカロリーも消費量が少なかったという報告もある。1週間にすると2450キロカロリーもの差が開くのだ。

坐骨がイスの座面に直接当たるように座ることで自然と背筋が伸び、理想的な姿勢が保たれる。

●NEATを増やしてやせる

食べた分のカロリーを運動で消費するためには、かなりの運動量が必要となる。また、運動をしなくても消費される基礎代謝量は10代をピークとして、加齢により低下していく。年齢を重ねるほどカロリーが消費されにくい体になっていくわけだ。

これを補うには、ハードな運動を取り入れるよりも、日常生活の中でこまめに動くことを意識して、NEATの量を増やしていくことが無理なくやせるために有効な方法だ。では、生活の中でどのようにNEAT量を増やすのか、その方法を説明しよう。

1)姿勢をよくする
いつも美しい姿勢を保つことを意識すると、姿勢の悪さによって衰えていた筋肉を引き締めることができ、ぽっこりお腹や巻き肩が解消され、美しいボディラインをめざすことができる。

〇立ち方
立ち姿勢でありがちな反り腰や猫背、巻き肩は、ぽっこりお腹の原因となる。腰痛になる人は反り腰の人が多いのが特徴で、骨盤が前に倒れて、お尻とお腹の力が抜けた状になる。

反り腰から骨盤を起こすためには、立ち姿勢の時につま先を内側に向けず、やや外側に向ける。これだけでも腰の反りは改善されるし、お尻にキュッと力を入れるとさらに効果的になる。

家事を積極的に、テキパキとすることもNEAT量アップのチャンスになる。

巻き肩の特徴は、肩甲骨の間が広がって肩関節が内側に入っていること。一方、猫背は、背中が丸まってあごが前に出ている状態をいう。このどちらも立ち方のポイントは同じで、背中よりも首と頭の位置を意識する。首ごと頭を後ろに引くことで、胸が開き肩の位置が後ろへ下がり、自然と腹筋が引き締まるのを感じられるようになる。

〇座り方
深くイスに腰掛けずに、真ん中あたりに骨盤を立てて座る「坐骨座り」を心がける。その時に背もたれに寄りかからないようにしよう。坐骨がイスの座面に直接当たるように座ることで自然と背筋が伸び、理想的な姿勢が保たれる。あごを軽く引き、頭は上からまっすぐに引っ張られているようなイメージで、頭頂部から腰までを一直線にするつもりで座る。

2)こまめに歩く
〇リモコンや飲み物などは人に頼まずに自分で取りに行く。
〇移動は徒歩や自転車にする。
〇エレベーターやエスカレーターよりも階段を使う。
など、脚を動かしてNEATを増やそう。

外出先などで階段を見つけたらチャンスだ。階段を登り慣れないうちはきついかもしれないが、続けているうちに楽に登れるようになるはず。慣れてきたら登る階数を増やしたい。

3)家事はテキパキと
家事を積極的にすることもNEAT量アップのチャンスといえる。料理、洗い物、掃除、洗濯に加え、買い物や家中のゴミ箱のゴミ回収、洗剤の補充など、家事は多岐にわたるが、ゆっくりのんびりとするよりも、動きを早めてテキパキと行えばNEATを増やすことができる。

〇洗い物をする時はつま先に重心を寄せて立つ。
〇掃除機を毎日かけ、雑巾がけや拭き掃除もする。
〇ゴミを溜め込まず、収集日は毎回捨てに行くなど、家事の中で取り入れられるNEATはたくさんある。

●NEATダイエットのポイント

誰でもすぐに始めることができるNEATダイエットだが、成功させるためにはいくつかのポイントがあるので押さえておきたい。

〇最初からがんばり過ぎない
初めから飛ばしすぎるとバテててしまい、長続きしない。どれも簡単にできるものばかりとはいえ、すべてをこなそうとしてしまうと負担を大きく感じてしまう。まずは一つだけでよいので習慣化したい。

〇自分でノルマを決める
無理のない範囲で、自分が達成できそうなノルマを決めよう。「今日は姿勢を気を付けてみる」とか「今日は1度だけでも階段を使う」など、意識をして1日を過ごす。達成できた時は、自分で自分を褒めてあげよう。

〇NEATを増やしたからといって食べる量を増やさない
動いたからその分食べてもよいような気持ちになるかもしれないが、それでは成果を出すことは難しい。むしろその反対に、がんばったのだからそれを無駄にしないよう、食事内容や量にも気を配るようにしたい。

NEATダイエットは短期間で大幅減量ができる方法ではない。「やせやすいライフスタイル」と捉え、気長に続けたい。

これまでの生活習慣を変えることで体型は変わる。日常生活の中でできるNEATを少しずつ増やし、動くことが当たり前になればリバウンドすることなく体型を保てるようになる。まずは続けること。