丸善丸の内で笹倉鉄平「画業30周年記念」展、欧米街角の原画も

【銀座新聞ニュース=2021年7月19日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は7月21日から27日まで4階ギャラリーで笹倉鉄平さんによる「画業30周年記念 笹倉鉄平展-心やすらぐ絵の世界へ」を開く。

丸善・丸の内本店で7月21日から27日まで開かれる「画業30周年記念 笹倉鉄平展-心やすらぐ絵の世界へ」に展示される「優しく時は流れて」。

「光の情景画家」といわれる笹倉鉄平さんがヨーロッパや北アメリカ、各国の街角を描いた原画約10点を展示する。また、最新版画「重ねてきた時間」や、画業30周年記念版画「優しく時は流れて」をはじめ、やすらぎを感じる光の情景(版画)約50点を展示販売する。

ウイキペディアによると、笹倉鉄平さんは1954年兵庫県生まれ、1977年に武蔵野美術大学商業デザイン科を卒業、グラフィックデザイナーを経て、広告制作会社のイラストレーターとなり、1980年に退職し、フリーとして活動をはじめる。主に森永製菓のパッケージイラストをおよそ10年間担当し、1987年から毎日新聞カラー別刷版に月1回連載した。

1990年に東京・青山で初の個展を開き、1991年にシルクスクリーンによる作品を発表、1992年にオランダで開かれた花の万博「フロリアード 1992」の記念版画を制作、1998年にフジテレビ・ニッポン放送本社ビル、新社屋完成記念のイメージアートを制作、2000年に「株式会社アートテラス」を設立した。

2001年にイタリア・フィレンツェに架かる1345年に完成された古い橋「ポンテ・ヴェッキオ(Ponte Vecchio)」を描いた作品「祝福」がイタリア・フィレンツェにある「日本文化経済交流協会」の公認作品となり、2004年と2005年にイタリアで個展、2007年に油彩、水彩、スケッチなどを展示する個人美術館「ちいさな絵画館」(兵庫県西宮市能登町11-17、0798-75-240)を設立した。

2008年にパリと京都で「京都市パリ市姉妹都市締結50周年記念」個展、2015年に京都とフィレンツェで「京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年記念事業」の個展、2021年に「上野の森美術館」で画業30周年記念個展などを開いている。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。