サニーヘルス、禁酒がダイエットや美肌効果を促す、代替は炭酸水

【銀座新聞ニュース=2021年7月31日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「お酒をやめるとダイエット成功率が高まりさらに体に起こるメリットとは」を発表した。

飲酒を続けると、血中アルコールが高まり、脂肪酸から中性脂肪が大量に合成されて肝臓の細胞に蓄積されるため、脂肪肝が起こりやすくなる。

暑い日に飲む冷たいビールやハイボールは格別においしいもので、お酒を飲む時間はリラックスできる癒しの時間でもある。その時間を大切にするあまりお酒を飲むことが習慣となっていて、毎日飲んだり、つい飲みすぎたりする日もあるかもしれない。

「酒は百薬の長」という言葉があるものの、度を超えた飲酒は肝臓を疲れさせるし、長期的な目線で考えると、体型のみならず健康にも影響を及ぼす可能性がある。さまざまな種類のがんや肝疾患、心疾患、メンタルヘルスにも関わるし、時には酔っている時に転倒するなどケガをする場合もでてくる。お酒を飲む時間を大切にすることは悪いことではないが、飲まない時間、飲まない日を設定してはどうだろうか。

もちろん完全なアルコール断ちとまではいかなくても、飲むか飲まないかを自分でコントロールできるようにし、お酒との関係を一度見直すことは大きなメリットがある。

飲むことが日課となっている人には「休肝日」自体のハードルが高いかもしれないが、まずは1日、それができるようになったら1週間、飲まない期間を作ってみてほしい。体に起こるメリットを感じられるはず。

1)お酒をやめるメリット「ダイエット効果」

酒を飲んで熟睡できないことにより、翌日に疲労感やだるさが残るし、肌のコンディションにも影響を及ぼす。

お酒を飲まなければそのカロリーを摂取することはないので、自然と体重は減少する。また、お酒には食欲増進効果があるが、飲まなければそれも抑えられる。

そして、重要なのが、アルコールを分解する働きのある肝臓では、中性脂肪を合成する働きがあること。平常時であれば、合成された中性脂肪が血液中に多量に放出されることはない。

しかし、血中アルコールが高まると、脂肪酸から中性脂肪が大量に合成されて肝臓の細胞に蓄積されるため、脂肪肝が起こりやすくなる。余分な中性脂肪はさらに血液中にも流れ込み、高脂血症や動脈硬化の原因ともなる。

アルコールが太る原因になるのは、カロリーのせいだけではなく、こうした肝臓の仕組みがあるためだ。

2)お酒をやめるメリット「よく眠れるようになる」
お酒を飲むと、確かに寝付きがよくなることはある。しかし、それは睡眠の質がよくなることとはまったく別の話だ。お酒を飲んで寝ると、しばらくはアルコールの分解時に発生するアセトアルデヒドの影響で、浅い眠りであるレム睡眠(体は休んでいても、脳が働いている状態)が抑えられる。しかし、睡眠の後半にはレム睡眠が増加するため浅い眠りが続き、夜中や早朝に目覚めてしまうことがある。

熟睡できないことにより、翌日に疲労感やだるさが残るほか、肌のコンディションにも影響を及ぼす。飲酒を控えることで深い眠りが得られ、翌朝すっきり目覚めることができると、その日1日を快調に過ごせるようになるはず。

3)お酒をやめるメリット「美肌効果」

お酒の代わりに飲むには炭酸水が最適。ゼロカロリーなのに満腹感が得られ、整腸作用や血流をよくする作用もある。

アルコールは肝臓にダメージを与える。肝臓は肌の機能と密接に関わっているので、肝臓がアルコールの分解で慢性的な過労状態だと、脱水症状、炎症、ニキビ、シミ、シワなどの症状が肌にダイレクトに現れる。

飲酒をやめることで肝臓への負担が減り、肌の潤いを保つことができる。また、2)の通り、お酒を飲まないことで深い眠りが得られ、肌の再生能力が高まる。飲酒をやめると同時に、水分を1日2リットル摂取することを意識しよう。代謝が促され、肌の潤いが保たれるようになる。

●禁酒を成功させるポイント

習慣化していた飲酒を突然やめるのはなかなか難しいもの。そんな方は、以下の方法を試してみてほしい。

1)炭酸水を飲む
お酒の代わりに飲むものが水やお茶では物足りないという場合にお勧めなのが、無糖の炭酸水だ。コンビニやスーパーなどで手軽に購入できるし、ゼロカロリーなのに満腹感が得られ、整腸作用や血流をよくする作用もある。

2)運動をする
お酒をガマンするストレスを感じたら、運動をしてみてほしい。適度な運動は筋肉をほぐし、緊張を緩める。血行を促進させ、心身ともにリラックスさせる効果がある。お酒を飲んでいた時間を、例えばウォーキングにあててみるのはどうか。10分から20分程度で十分だし、近所を歩いて帰宅すれば、「この時間を有意義に使えた」とか「お酒を飲まなくてよかった」という気分に切り替えられる。

3)禁酒アプリをダウンロードする
禁酒をサポートしてくれるスマートフォンのアプリがある。禁酒期間の表示や、浮いたお酒代が自動で算出される機能などさまざまなものがあるので、自分のライフスタイルに合ったものをダウンロードしよう。お酒を飲まなかったことが、可視化されることにより達成感を味わうことができ、禁酒のモチベーションが上がる。

●お酒の代わりにノンアル飲料を飲むのはおすすめできない理由

お酒を控えようとする際によくあるのが、アルコールの代わりとしてノンアルコール飲料に頼ってしまうこと。ノンアルコール飲料にはもちろんアルコールはほとんど入っていないので、アルコールを摂取しないという目的を達成することはできる。しかし、その代わりに、人工甘味料や異性化糖、調味料などさまざまな人工添加物を摂取することになってしまう。ノンアルコール飲料の多くは、風味付やカロリーオフのために人工添加物が使用されているためだ。

人工添加物すべてが悪というわけではないものの、代謝のためにビタミンやミネラルが浪費されたり、食欲のコントロールがうまくできなくなったりなどの弊害が起こることも危惧される。ノンアル飲料を選択するよりも、やはり無糖の炭酸水がベターだ。レモン汁を加えるなど風味をつけることで満足度は上がる。

飲酒の習慣がある人が、ある日突然アルコールを断つのはストレスがある。ストレスは反動を生むことがあるので、無理のない程度に自分に合った方法でお酒の量をコントロールしたい。