大丸有でSDGs映画祭、長短編17本を上映、川内敏月らトークも

【銀座新聞ニュース=2021年9月3日】三菱地所、農林中央金庫、日本経済新聞社などで構成する「大丸有SDGsACT5実行委員会」(事務局・03-6260-6808)は9月3日から10月8日まで大手町、丸の内、有楽町の6カ所で「大丸有SDGs映画祭2021」を開いている。

9月3日から10月8日まで大手町、丸の内、有楽町の6カ所で開かれている「大丸有SDGs映画祭2021」のフライヤー。

「SDGs(エスディージーズ、Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」をテーマにした作品17本を6カ所で上映する。

上映する場所は「有楽町 micro FOOD&IDEA MARKET(マイクロ・フード・アンド・アイデア・マーケット)」(千代田区有楽町1-10-1、有楽町ビル、03-6206-3196)、「DMO東京 丸の内」(千代田区丸の内3-2-3、丸の内二重橋ビル)、「Have a Nice TOKYO!(HaNT、ハブ・ア・ナイス・トウキョウ、ハント)」(千代田区丸の内2-5-2、三菱ビル)、「丸ビルホール」(千代田区丸の内2-4-1、丸ビル)。

「ROUTE CAFE AND THINGS(ルート・カフェ・アンド・シングス)」(千代田区丸の内2-4-1、丸ビル、03-6268-0160)、「3×3 Lab Future(さんさんラボ・フューチャー)」(千代田区大手町1-1-2、大手門タワー・ENEOSビル、03-3287-6200)の6カ所。また、三菱地所の関連施設「池袋サンシャインシティ」(豊島区東池袋3-1)では、サテライト会場としてワールドインポートマートビル地下1階で1本上映する。

上映される作品は長編が難民からオリンピック選手になったグオル・マリアルの不屈の人生に迫るドキュメンタリー「戦火のランナー」(ビル・ギャラガー=Bill Gallagher=監督、2019年、アメリカ)、「日雇い労働者の街」と呼ばれてきた大阪市西成区釜ヶ崎で38年にわたり、子どもたちの憩いの場として活動を続ける「こどもの里」に密着したドキュメンタリー「さとにきたらええやん」(重江良樹監督、2015年、日本)。

ブラジルの現代芸術家、写真家・ヴィック・ムニーズ(Vik Muniz)の活動を追ったドキュメンタリー「ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡」(ルーシー・ウォーカー=Lucy Walker=監督、2011年、ブラジル、英国合作)、「身の丈の暮らし」をテーマにしたロードムービーで、アメリカ西海岸で広がりを見せる「タイニーハウス・ムーブメント」のパイオニアたちを訪ねたドキュメンタリー「Simplife(シンプルライフ)」(松永勉監督、2017年、日本)。

自然を愛する夫婦が究極のオーガニック農場を作り上げるまでの8年間を追ったドキュメンタリー「ビッグ・リトル・ファーム」(ジョン・チェスター=John Chester=監督、2018年、アメリカ)、目が見えず耳も聞こえない盲ろう者たちの日常を追ったドキュメンタリー「もうろうをいきる」(西原孝至監督、2017年、日本)。

10カ国の再生可能エネルギーの導入事例を4年の歳月をかけて取材したドキュメンタリー「第4の革命」(カール-A・フェヒナー=Carl-A.Fechner=監督、2010年、ドイツ)、平均年齢83歳のギネス公認世界最高齢ダンスグループが、世界最大のヒップホップ選手権へ挑戦する姿を追い、第30回サンタバーバラ国際映画祭で観客賞を受賞したドキュメンタリー「はじまりはヒップホップ」(ブリン・エバンス=Bryn Evans=監督、2014年、ニュージーランド・アメリカ合作)。

廃棄食材料理を届けながらヨーロッパをめぐる旅を追ったドキュメンタリー「0円キッチン」を手がけ、「食品ロスを楽しく解決!」を実践するオーストリアのジャーナリスト、ダービド・グロスが日本各地をキッチンカーでめぐる様子をとらえたドキュメンタリー「もったいないキッチン」(ダービド・グロス=David Gross=監督、2020年、日本)、ビジネスによって世界の課題解決を目指す3人のミレニアル世代の起業家を追った「ザ・ニュー・ブリード」(ピート・ウィリアム=Pete William=監督、2020年、アメリカ)の10本。

また、海洋プラスチック問題に焦点を当てたドキュメンタリー「プラスチックの海」(クレイグ・リーソン=Craig Leeson=監督、2016年、英国・香港合作)を「池袋サンシャインシティ」で上映する。

ショートフィルムが「互いの『違い』を感じながらどう共に生きるか」をテーマにした「ヨシの肉屋」(2016年、英国)、「不思議なヤギ」(アンドレア・ブルサ&マルコ・スコッツィ=Andrea Brusa&Marco Scotuzzi=共同監督、2018年、イタリア)、「対峙するふたり」(スペイン)。

「教育がもつチカラと可能性を見つめる」をテーマに、「秘密の学校」(2008年、ブラジル)、「シュガー&スパイス」(ミ・ミ・ルイン=Mi mi Lwin=監督、2016年、ミャンマー)、「ゲット・アップ キンシャサ!」(セバスチャン・メートル=Sebastien Maitre=監督、2016年、フランス・コンゴ民主共和国合作)の6本。

上映の日程は以下の通り(開場時間は18時30分、池袋サンシャインシティは事務局に確認を)。池袋サンシャインシティ以外は上映後に各回ともゲストによるトークイベントがある。

9月3日は丸ビルホールで「戦火のランナー」を上映し、ゲストはUNHCR駐日副代表の川内敏月さんとジャーナリストの丸山ゴンザレスさん。

9月10日は3×3 Lab Futureで「さとにきたらええやん」を上映し、ゲストは特定非営利活動法人「Learning for All」の代表理事、李炯植さんと認定NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」理事長の大西連さん。

9月17日はHaNTで「ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡」を上映し、ゲストは「ナカダイ」と「モノファクトリー」の代表取締役、中台澄之さん、「MAGO CREATION」代表取締役で美術家の長坂真護さん。

9月22日は3×3 Lab Futureで「Simplife」を上映し、ゲストは「Simplife」監督の松永勉さん、株式会社「LIFULL」LIFULL HOME’S総研所長の島原万丈さん、竹内昌義さん。

9月24日は3×3 Lab Futureで「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」を上映し、ゲストは俳優の工藤阿須加さん、マクロビオティック料理家の中島デコさん ELEMINISTプロデューサー兼編集長の深本南さん。、

9月25日は池袋サンシャインシティで「プラスチックの海」を上映し、作家の藤元明さんが海洋プラスチックごみを活用したアート展を開く。

9月27日は3×3 Lab Futureで「もうろうをいきる」を上映し、ゲストは社会福祉法人「全国盲ろう者協会」職員、「全国盲ろう者団体連絡協議会」役員の村岡美和さん、美学者の伊藤亜紗さん、「スタートライン」街プロジェクト担当の眞島哲也さん。

9月28日は3×3 Lab Futureで「第4の革命」を上映し、ゲストは藤野電力事務局長の高橋靖典さん、デンマーク大使館上席商務官(エネルギー・環境担当)の田中いずみさん、三菱地所新事業創造部ユニットリーダーの宮阪恭一さん。

10月1日はDMO東京 丸の内で「はじまりはヒップホップ」を上映し、ゲストはNPO法人ママプラグ会長、おっさんレンタル人の話し、聴きすぎおっさんの荻野潔さん、ジャパンポンポン発起人・リーダーの滝野文恵さん、Blanket代表取締役の秋本可愛さん。

10月6日は有楽町 micro FOOD&IDEA MARKETで「もったいないキッチン」を上映し、ゲストは本映画祭Coプロデューサーで、ユナイテッドピープル代表取締役、「もったいないキッチン」プロデューサーの関根健次さん、「office 3.11」代表取締役の井出留美さん、
「Maestranza」代表取締役、料理家、地域フードプロデューサーの比嘉康洋さん。

10月8日は3×3 Lab Futureで「ザ・ニュー・ブリード」を上映し、ゲストは「NEUT Magazine」編集長の平山潤さんとボーダレス・ジャパン社長の田口一成さん。他に若手ソーシャルアントレプレナーが登壇予定としている。

料金は1000円。事前にHP(https://act-5.jp/act/2021film/)から予約する。