フォルクスで秋の味覚祭、茸ミスジステーキ、真鯛のグリル等

【銀座新聞ニュース=2021年9月25日】国内の外食産業33位の安楽亭(埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-5、アルーサB館)グループのアークミール(同、048-851-6690)は9月27日から11月23日まで「ステーキハウスフォルクス晴海トリトン店」(中央区晴海1-8-16、トリトンスクエア、03-3532-2720)など38店舗で「秋の味覚祭」を開く。

9月27日から11月23日まで「ステーキハウスフォルクス晴海トリトン店」などで開かれている「秋の味覚祭」のフライヤー。

今春から販売しているミスジステーキ、黒毛和牛サーロインステーキ、真鯛のグリルを、秋の食材を使って提供する。

「茸ミスジステーキ150グラム<シャンピニオンソース>」(税込2068円)は、マッシュルームを炒めて旨味を引き出したフランスの代表的ソース、シャンピニオンソースとして、マッシュルームと特製のホワイトソースと一緒に仕立て、濃厚で香り豊かなソースに仕上げ、ミスジステーキの赤身肉ならではの旨味を引き立てている。きのこのソテーとあわせてある。

「黒毛和牛サーロインステーキ100グラム<秋野菜添え>」(3278円)は黒毛和牛ステーキを大根おろし、刻みわさび、ポン酢ソースで味わう料理で、秋野菜を添えてある。

「真鯛のグリル ホイル包み<アクアパッツァ>」(2178円)は真鯛の身がホイルを開けた瞬間に広がるきのこやガーリックの香りと一緒に楽しめる料理としている。

さらに、秋限定のカットした栗、マロンホイップなどを使った「モンブランパフェ」(528円)はエスプレッソアイスと濃厚な栗がマッチした「エスプレッソモンブランパフェ」と、栗尽くしのパフェにフランボワーズアイスの果実味を合わせた「モンブランベリーパフェ」がある。

銀座周辺では「晴海トリトン店」と「新橋店」(港区区新橋1-18-21、第一日比谷ビル、03-3501-7979)がある。ただし、新橋店では価格が異なり、モンブランパフェも扱っていない。

アークミールは富士フードが1976年に「ステーキのどん」1号店を群馬県前橋市に開店したのがはじまりで、1990年に旧「株式会社どん」が設立され、1991年に旧「株式会社どん」に商号変更し、1998年に旧「株式会社どん」が富士フード株式会社より「ステーキのどん」の店舗運営を譲受し、2005年に「株式会社フォルクス」の株式をダイエーから取得して子会社化した。

「フォルクス」は1970年にスーパーのダイエーがファミリーレストラン事業の一環として大阪市大淀区(現北区)に設立し、1号店の中津店を出店したのがはじまりで、1987年に大証に上場し、2006年に「株式会社どん」と「株式会社フォルクス」が合併し、フォルクスを存続企業とし、社名を「株式会社どん」としたが、大証では「不適当な合併等」(いわゆる「裏口上場」)に係る猶予期間入りとした(2010年に上場廃止)。

2007年に吉野家ホールディングスと業務提携し、2008年に吉野家ホールディングスの連結子会社となり、2010年に14億円の債務超過状態に陥るも、吉野家ホールディングスの資金貸付により解消し、2015年に株式交換により吉野家ホールディングスの完全子会社となり、商号を「株式会社アークミール」に変更し、2016年に東京都中央区に東京都北区から本社を移転し、2020年3月に安楽亭が吉野家ホールディングスから全株式を買収し、完全子会社化した。

安楽亭の連結決算によると、アークミールの2021年3月期の売上高は147億6800万円、営業損失が7億5400万円。現在、アークミールはフォルクス、ステーキのどん、どん亭、donイタリアーノを144店展開している。

安楽亭の2021年3月期の売上高は前期比73.0%増の265億3800万円、営業損失が13億3900万円(前期は1億900万円の黒字)、経常損失が7億5800万円(前期は1億9000万円の黒字)、純損失が11億2000万円(前期は6億5600万円の損失)。

営業時間は晴海トリトン店、新橋店とも11時から22時だが、正確な時間は各店舗に確認を。