日比谷「ミュジコフィリア」、井之脇海、松本穂香ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2021年10月8日】中堅映画配給会社のアーク・フィルムズ(港区赤坂2-17-55、プライム赤坂、03-6277-7263)は10月26日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「ミュジコフィリア」の東京プレミア上映会を開く。

11月19日から一般公開する「ミュジコフィリア」((C)2021 musicophilia film partners(C)さそうあきら/双葉社)。

26日18時の回上映前に、監督の谷口正晃さんをはじめ、主人公の「漆原朔」役の井之脇海さん、「浪花凪(なぎ)」役の松本穂香さんが舞台に登場してあいさつする。

「ミュジコフィリア」はマンガ家のさそうあきらさんが「漫画アクション」(双葉社)にて2011年1月18日号から2012年5月8日号まで連載した後、Web(ウエブ)連載に移り、双葉社の「Web漫画アクション堂」(現「WEBコミックアクション」)にて連載され、2012年11月20日配信にて最終回を迎えた音楽マンガが原作で、実写映画化された。単行本は全5巻。2012年に第16回文化庁メディア芸術祭にて審査委員会推薦作品に選出されている。

物語は音楽へのコンプレックスを持ちながら、京都芸術大学に入学した漆原朔は、ひょんなことから現代音楽研究会にひき込まれるところからはじまる。そこには朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄の貴志野大成と、朔が憧れる大成の彼女・小夜がいた。

天才作曲家として注目される大成、そんな大成を愛する小夜との間で朔は苦悩する。子どもの頃からモノの形や色が音として頭の中で鳴っていた朔は、その能力が現代音楽を通して表現できることを知る。朔と同じように自然の音を理解する女性、浪花凪が彼の前に現れ、朔は秘めたその才能を開花させようとしていた。

ウイキペディアによると、谷口正晃さんは1966年京都府京都市生まれ、日本大学芸術学部映画学科を卒業、1989年に「洋子の引越し」(日本大学芸術学部卒業制作の短編)で、「ぴあフィルムフェスティバル」最優秀16ミリ賞、最優秀男優賞を受賞し、助監督として数々の作品に参加し、2010年に「時をかける少女」で長編映画監督デビューし、第32回ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞している。

2014年にWOWOWの「ドラマWスペシャル」のテレビドラマ「人質の朗読会」が、第4回衛星放送協会オリジナル番組アワード オリジナル番組賞最優秀賞(ドラマ番組部門)、中京テレビ開局45周年記念ドラマ「マザーズ」が2014年度文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門優秀賞、2015年に「人質の朗読会」が第55回モンテカルロ・テレビ祭モナコ赤十字賞、SIGNIS賞の2つの特別賞、「マザーズ」が2015年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組最優秀。

2016年に中京テレビスペシャルドラマ「マザーズ2015ー17歳の実母」が2016年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組優秀賞、NHKドラマ「水族館ガール」が第54回ギャラクシー賞奨励賞、2017年に読売テレビ、日本テレビスペシャルドラマ「愛を乞うひと」が2017年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ番組優秀賞、文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門優秀賞、「MIPCOM(ミプコム)2017」奨励賞、2018年に中京テレビスペシャルドラマ「マザーズ2017ー野宿の妊婦」が東京ドラマアウォード2018ローカル・ドラマ賞を受賞している。

チケットはWEB、モバイルにてプレリクエスト抽選を販売中で、10日23時59分締め切り。19日12時から一般発売する。料金は全席指定で2500円均一。