丸善丸の内で「人・形」展、石黒知子、月見月、林美登利ら53人

【銀座新聞ニュース=2021年10月10日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月13日から19日まで4階ギャラリーで「第16回人・形展-HITOGATA」を開く。

丸善・丸の内本店で10月13日から19日まで開かれる「第16回人・形展」のフライヤー。

人形の専門店「ぼらん・どぉる」(板橋区桜川3-14-4、03-6780-0338)を運営するドルスバラードが主催する「人・形(ひとがた)展」で、日本の人形作家約53人(組)が創作人形、フィギュアなど「人の姿をめぐる造形」を展示販売している。

今回、出品するのは愛実(あゆみ)さん、亜由美さん、井桁裕子さん、石黒知子さん、エン(EN)さん、岡田好永(よしえ)さん、カウラ(かうら)さん、影山多栄子さん、加園誠さん、片岡朋子さん。

神原由利子さん、「ガーナベイビーズ」(手塚道代さん)、男性のこぢさんと女性のかめさんの男女ユニット「キノコジュース」、黒川早恵美(さえみ)さん、COOL氏(くーるし)さん、國府珠美さん、櫻井紅子さん、サコー(sakooo)さん、佐藤久雄さん、鮫島ユリ香さん。

神宮字光さん、垂狐(すいこ)さん、赤色メトロさん、田中雅子さん、小川(ちいかわ)クロさん、千代田梓さん、月さん、月見月さん、蕾さん、十川ユリノさん。

朋トモヱさん、戸松容子さん、Dollhouse Noah(ドールハウスノア)さん、長尾都樹美さん、夏目羽七海(はなみ)さん、菜奈乃(ななの)さん、成さん、野原tamago(たまご、野原理沙)さん、はちすさん、happa(ハッパ)さん。

林美登利さん、はやしゆえにさん、泥方陽菜(ひじかた・はるな)さん、藤山識さん、二見勘太さん、人形を制作するクロさんと衣装、写真、アートワークを担当するシロさんの2人ユニット「FREAKS CIRCUS(フリークス・サーカス)」、槙宮サイさん、美崎梨花さん(フィンランドのリイッカ・エミリア・ニエミネン=Rikka Emilia Nieminen=さんの日本名)、水澄美恵子さん、芽々木さん、森下ことりさん、ruco(ルコ)さん、y(ワイ)さん。

ウイキペディアによると、人形は狭義には人間の姿を、広義には人間以外の動物や架空の生物も含めて、それらの姿に似せて作られた物をさす。古来、人形は子どもの遊び道具として与えられ、使用された。日本各地に現在も存在する「郷土人形」は幼い子どものおもちゃとして大切にされた。

日本では主に木製や土製の素材に胡粉などで着彩をした人形が多いが、工芸品として精巧に作られた物もあり、戦後からは美術品として扱われる郷土人形もある。江戸時代に普及した女児向けの人形に「姉様人形」がある。和紙と千代紙で造られた素朴だが優雅な人形は、裕福な武家や商家の子女に大切にされた。

また、古代では、人形は他人に呪いをかけるための呪詛の道具や、人間の身代わりに厄災を引き受けてくれる対象物として使われた。前者の例としてはわら人形やブードゥー教の泥人形、後者の例では和紙の流し雛などが挙げられる。

後者のうち、現代でも神道の大祓(おおはらえ)などで用いられる和紙のものは、通常同じ字で「ひとがた」と呼び分けたり、「形代」(かたしろ)と称したりする。他にも、山車人形のように神などをかたどった人形が象徴として飾られる祭もある。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。入場は無料。購入希望者には13日8時45分より丸善・丸の内本店1階正面入口前で抽選により購入整理券を配布する。通販による購入は14日から。