TOEI「ルパンの娘」、深田恭子、瀬戸康史、観月ありさら初日挨拶

【銀座新聞ニュース=2021年10月12日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は10月15日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「劇場版 ルパンの娘」の出演者などによる舞台あいさつを開く。

10月15日から一般公開される「劇場版 ルパンの娘」((C)横関大/講談社(C)2021「劇場版 ルパンの娘」製作委員会)。

15日15時の回上映終了後と18時20分の回上映前に、監督の武内英樹さんをはじめ、主人公で、代々泥棒一家「Lの一族」の娘「三雲華」役の深田恭子さん、華の恋人で、代々警察一家の息子「桜庭和馬」役の瀬戸康史さん、華の母「三雲悦子」役の小沢真珠さん、華の兄「三雲渉」役の栗原類さん、華の祖母「三雲マツ」役のどんぐりさん。

華の幼馴染「円城寺輝」役の大貫勇輔さん、円城寺輝の父「円城寺豪」役の市村正親さん、三雲尊の妹「三雲玲」役の観月ありささん、華の父「三雲尊」役の渡部篤郎さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「ルパンの娘」は2010年に江戸川乱歩賞を受賞した作家の横関大さんが2015年8月に講談社から刊行した同じ題名の小説が原作(2017年8月文庫化、2020年10月講談社青い鳥文庫化)だ。

その後シリーズ化され、第2作「ルパンの帰還」(2019年7月講談社文庫、2020年11月講談社青い鳥文庫)、第3作「ホームズの娘」(2019年9月講談社文庫、2020年11月講談社青い鳥文庫)、第4作「ルパンの星」(2020年9月講談社文庫)が刊行されている。

2019年7月11日から9月26日までフジテレビ系「木曜劇場」でテレビドラマ化され、前作の主要キャストが続投する続編シリーズ2が2020年10月15日から12月10日まで放送され、その劇場版でテレビドラマの主要な出演者が、映画でも同じ役を演じている。

内容は泥棒一族「Lの一族」の娘と、警視庁捜査一課に所属し、家族全員が警察官という青年が、さまざまな困難に見舞われながら、許されない恋愛を敢行する物語という。

物語は代々泥棒の一家「Lの一族」の娘として生まれた三雲華が、警察一家の息子・桜庭和馬と恋に落ちるところからはじまる。困難を乗り越えて結婚した2人は、杏という子宝にも恵まれ、泥棒一家と警察一家の家族間の問題に振り回されながらも幸せに暮らしていた。

そんなある日、華の父、三雲尊が、ある出来事をきっかけに「泥棒引退」を決意し、これまで迷惑をかけたと華と和馬に遅めの新婚旅行をプレゼントする。しかし、その新婚旅行こそ、史上最大のお宝を求める「Lの一族」最後の大仕事であり、華も知らない一族の秘密に触れる壮大な冒険となる。

武内英樹さんは1966年千葉県千葉市生まれ、早稲田大学を卒業、1990年にフジテレビジョンに入社、演出補を担当し、1996年に「みにくいアヒルの子」で初演出、その後、多くのテレビドラマの演出を手掛け、1998年に「神様、もう少しだけ」で第18回ザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞、タイトルバック賞を受賞、1999年に「彼女たちの時代」でザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞を受賞した。

2005年に「電車男」、2006年に「のだめカンタービレ」でザテレビジョン ドラマアカデミー賞で監督賞、音楽賞を受賞、世界のドラマの祭典ソウルドラマアワード2007において「のだめカンタービレ」で最優秀監督賞、最優秀音楽監督賞、最優秀作品賞を受賞している。

現在、ドラマ制作センターに所属、映画監督としては2009年に「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」でデビューし、2010年に「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」で総監督を務め、2012年に映画「テルマエロマエ」で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、イタリアウディネ国際映画祭でマイムービーズ賞(ネットによる観客賞)を受賞している。

2015年にドラマ「デート-恋とはどんなものかしら」でギャラクシー賞2014選奨受賞、ザ・テレビジョンドラマアカデミー賞で監督賞、最優秀作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞を受賞、2019年に「翔んで埼玉」で第43回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞している。

チケットはすでにチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、13日11時締切。14日10時から一般発売する。料金は2100円均一。