サニーヘルス、3種の大筋肉を鍛えられるスクワットで血流もアップ

【銀座新聞ニュース=2021年10月16日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「ルーマニアではスクワット20回でバスの乗車券が無料に!」を発表した。

ルーマニアではスクワット20回でバスの乗車券が無料になるキャンペーンが大好評。

WHO(世界保健機関)によると、世界の19億人(世界の人口は78億7500万人)が過体重、そのうちの6億5000万人が肥満とされている。多くの国が肥満問題に取り組む中、ルーマニアの都市、クルジュ=ナポカでは、あるユニークな健康促進キャンペーンが実施されている。

それは、バス停に設置された専用の発券機の前でスクワットを20回行うと、バスの乗車券が無料で発行されるというもの。エクササイズをする機会が得られ、バス代が無料になるというこの試みは、市民の間で大好評を博しているようだ。

●市民からは大好評

2020年(9月下旬から12月31日まで)にテスト的に実施された際にひじょうに好評だったことから、2021年においては8月23日から12月まで行われる運びになった。スクワット20回と引き換えに入手できるこの券は、現地語で「ヘルスチケット」を意味する呼称で呼ばれている。

専用券売機の前でスクワットをするとモニターが回数をカウントし、20回になると乗車券が出てくる仕組みだ。発行された乗車券1枚でバスが1回利用でき、有効期間は7日間なので、事前に入手して後日使うこともできる。

ルーマニアでは、肥満問題の対策として2010年に「ジャンクフード税」が導入されている。

このキャンペーンを発案したのは政府や交通機関ではなく、2019年からクルジュ=ナポカで開催されているルーマニア最大のマルチスポーツイベント「Sports Festival(スポーツ・フェスティバル)」という。

また、ルーマニアでは、肥満問題の対策として2010年に「ジャンクフード税」を導入している。フライドポテトやスナック菓子など、栄養価が低く、高脂肪な食品に課税され、世界初の肥満に関する税が実現している。

●スクワットのここがすごい!

スクワット10回による消費エネルギーはたったの3.8キロカロリー(30代、55キロ/女性で試算)。ルーマニアのキャンペーンのように20回行っても、その倍の7.6キロカロリーにすぎない。しかも有酸素運動ではないので、直接的な脂肪燃焼効果も期待はできない。このように消費エネルギーや脂肪燃焼の面では大した効果がなさそうだが、スクワットに期待する効果はそうしたことではないし、その他にさまざまなメリットがある。

1.大きな筋肉を効率よく鍛えられる
しゃがむような動作を繰り返すスクワットは、下半身全体の筋肉が使われる。主に使われるのは、体の中でもっとも大きな筋肉である太もも前面の大腿四頭筋(だいたいしとうきん)、次いで大きな筋肉第2位のお尻の大殿筋、第3位の太ももの後ろ側のハムストリングスだ。

スクワットは脚の引き締めやヒップアップなどにも効果的だし、基礎代謝を上げるのにも効率的だ。また、スクワットは全身の血流がよくなるので、冷え性にも効くといわれている。

大きな筋肉トップ3が集まっている部分を、スクワットなら一度に鍛えることができる。これらの部分を鍛えることは、脚の引き締めやヒップアップなどにも効果的だし、基礎代謝を上げるのにも効率的といえる。

2.全身の血流を良くする
女性に多い冷え性は、筋肉が少ないため、血流が滞りがちになり起こる。反対に、筋肉量の多い男性には冷え性の人が少ない。スクワットをすると下半身の筋肉がポンプのように働き、脚から心臓へ戻すためのスムーズな血流が促さる。血流が良くなると酸素や栄養が隅々まで滞らずに運ばれるので、冷えのみならず、病気になりにくい強い体づくりにも繋がる。

3.日常動作やちょっとした運動がラクに
スクワットで足腰が強くなると、歩くことや階段が苦痛に感じにくくなってくるので、運動することが自体が苦にならないようになってくる。また、筋肉量が増えた体で運動すると、それ以前より運動が楽に感じられるため継続しやすくなる、つまりダイエットがよりはかどるというメリットも得られる。

●下半身の引き締めに効くスクワットのやり方

基本的には、」肩幅程度に足を広げ、つま先を少し外側に向け、手は頭の後ろで組む、前を見て、背筋を伸ばす。

この姿勢を基本として、息をゆっくり吸いながらお尻を後ろに突き出すように、床と太ももが平行になるまで膝を曲げる。それから息を吐きながら膝を伸ばす。ゆっくり行うとより効果的で、無理のない回数から始めたい。

スクワットによって筋肉が付きすぎて脚が太くなるのでは、と気にする人もいるかもしれないが、アスリート並みのトレーニングを行わない限り、その心配はまったく無用だ。

大きな筋肉トップ3が集まっている部分を、スクワットなら一度に鍛えることができ、脚の引き締めやヒップアップなどのほか、やせやすく疲れにくい体づくりに有効だ。