日比谷「彼女が好きなもの」先行上映、神尾楓珠、山田杏奈ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2021年11月17日】大手ゲーム、エンターテインメントのバンダイナムコホールディングス(港区芝5-37-8)傘下の中堅映像・音楽ソフト会社のバンダイナムコアーツ(渋谷区恵比寿1-18-14、恵比寿ファーストスクエア)と中堅の映画配給会社のアニモプロデュース(渋谷区千駄ヶ谷1-13-11、CHARI千駄ヶ谷、03-6455-4171)は11月26日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「彼女が好きなものは」の先行上映会を開く。

12月3日から一般公開される「彼女が好きなものは」((C)2021「彼女が好きなものは」製作委員会)。

26日15時10分の回上映終了後と18時30分の回上映前に、監督の草野翔吾さんをはじめ、主人公の高校生「安藤純」役の神尾楓珠(ふうじゅ)さん、純のクラスメイト「三浦紗枝」役の山田杏奈さん、純のパートナー「佐々木誠」役の今井翼さんが舞台に登場してあいさつする。

「彼女が好きなものは」は浅原ナオトさんが「カクヨム」(KADOKAWAとはてなが共同開発した小説投稿サイト)に2016年10月12日から28日に連載し、2018年2月21日にKADOKAWAから刊行された「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」が原作だ。

同性愛者であることを隠して生活する男子高校生とBL(ボーイズラブ)を好む腐女子の同級生の恋愛模様と、世間一般における「普通」を求めてもがく性的マイノリティの姿を描いている。2019年4月にNHKで「腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。」というタイトルでドラマ化され、今回、実写映画版が公開される。

物語は高校生の安藤純が自分がゲイであることを周囲に隠して生きているが、ある日、書店を訪れ、クラスメイトの三浦紗枝がBL漫画を購入しているところに遭遇してしまう。BL好きであることを秘密にしている紗枝は、純に口止めをする。

純には妻子ある同性の恋人マコトがいるが、書店での出来事をきっかけに紗枝と急接近し、友人とダブルデートをしたり、クラスメイトと遊園地で遊んだりするうちに、純は紗枝から告白される。純はある思いを胸に、彼女と交際を始める。

草野翔吾さんは1984年群馬県桐生市生まれ、早稲田大学社会科学部を卒業、在学中に「映画研究会」に在籍、2007年に長編監督作「Mogera Wogura(モゲラウォグラ)」が一般劇場で上映され、2012年に自らの故郷を舞台にしたオリジナル脚本の長編映画「からっぽ」で商業映画デビュー、第4回沖縄国際映画祭パノラマスクリーニング部門や、第27回高崎映画祭“若手監督たちの現在”に選出され、海外の映画祭でも上映された。

2016年にマンガ原作の「にがくてあまい」を監督、2018年に「世界でいちばん長い写真」の脚本、監督を務め、2019年にテレビ東京系の連続ドラマ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」、2020年にテレビ東京系のドラマ「レンタルなんもしない人」のメイン監督を務め、、ミュージックビデオ、ライブの映像演出など映画以外の作品も手掛けている。

チケットはローソンチケットから18日12時から一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。作品は「PG12」(12歳未満の鑑賞には、保護者の助言・指導が必要)に指定されている。