丸善丸の内で荒井良二「はっぴーなっつ」原画展

【銀座新聞ニュース=2022年5月4日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は5月19日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで荒井良二さんによる「はっぴーなっつ」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で5月19日まで開かれている荒井良二さんの「はっぴーなっつ」原画展に展示される絵本の表紙。

絵本作家の荒井良二さんが3月4日に「はっぴーなっつ」(ブロンズ新社、1540円)が刊行したのを記念して原画展を開く。

ブロンズ新社によると、「はっぴーなっつ」は春からはじまり夏秋冬とめぐりくる季節のなかに感じる喜びや幸福を、荒井良二さん独自のユーモアと色彩豊かな絵で描いている。タイトルの「はっぴーなっつ」は、幸福の「ハッピー」とスヌーピーのコミック「ピーナッツ」をかけわせた造語という。

荒井良二さんは1956年山形県生まれ、日本大学芸術学部美術学科を卒業、1986年に玄光社主催「第4回チョイス」に入選し、1990年に処女作「メロディ(MELODY)」を発表し、絵本を作りはじめ、1991年に絵本の新人賞「キーツ賞」に「ユックリとジョジョニ」を出展し、1997年に「うそつきのつき」(文章は内田麟太郎さん)で第46回小学館児童出版文化賞を受賞した。

1999年に「なぞなぞのたび」でボローニャ国際児童図書展特別賞、2000年に「森の絵本」(文章は長田弘、1939-2015)で第31回講談社出版文化賞、2005年にスウェーデンの児童少年文学賞「アストリッド・リンドグレーン記念文学賞」、2006年に「スキマの国のポルタ」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、「ルフランルフラン」で第11回日本絵本賞、2007年に「たいようオルガン」で第1回JBBY賞、2012年に「あさになったので まどをあけますよ」で第59回産経児童出版文化賞大賞を受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。入場は無料。