大丸松坂屋画廊で裸婦展、小野月世、児玉慶多、谷口朋栄ら14人

【銀座新聞ニュース=2022年5月11日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は5月12日から18日まで「THE NAKED WOMENーGINZAボニータ」を開く。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で5月12日から18日まで開かれる「THE NAKED WOMEN(ネイキッド・ウーマン)ーGINZA(銀座)ボニータ」のフライヤー。

「裸婦」という対象を通じ、「清廉な麗しさ、妖艶さや色気、凛とした強さなど女性の内なる世界から放つ美しさ」(Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)を14人の画家が描いた作品を展示する。異なる技法、モチーフで描かれ、それぞれの美意識をもとに描いた現代の裸婦画の世界およそ20点を紹介する。

今回、出品しているのは、市川光鶴(みつる)さん、尾崎里樺(さとか)さん、遅野井梨絵さん、小野月世さん、小野田拓真さん、鯉江桃子さん、児玉慶多さん。

志賀絵梨子さん、田島慧喜(えき)さん、谷口朋栄さん、徳田明子さん、松平一民さん、松林淳さん、吉田然奈(さな)さん。

市川光鶴さんは1983年愛知県生まれ、1995年に第21回現創展に出品 (その後、2007年まで出品し、1999年に新人賞、2002年、2004年に努力賞 2003年に奨励賞、2005年に大賞、2006年に協会賞、2007年に会長賞)、2004年に第72回独立展に出品し(その後、2012年まで出品し、2007年に新人賞、2011年と2017年に佳作賞、2015年に芝田米三賞、2018年に奨励賞。

2019年に損保ジャパン日本興亜美術財団賞)、2007年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、卒業時に卒業制作研究室賞、2009年に同大学大学院造形研究科油絵コースを修了、独立春季新人選抜展に出品し(2012年に新人選抜賞)、現在、独立美術協会準会員。

尾崎里樺さんは1998年埼玉県生まれ、2015年に第58回埼玉県高校美術展で優秀賞、2018年に中札内美術村企画公募展二十歳(はたち)の輪郭でクサカベ賞、2019年に第28回全日本アートサロン絵画大賞展で入選、第87回独立展で新人賞(2021年に入選)、2020年に女子美術大学短期大学部専攻科造形専攻を卒業している。

遅野井梨絵さんは茨城県生まれ、日本デザイン福祉専門学校を卒業、2013年に第98回二科展で会友賞 (2014年、2016年、2017年、2018年も)、2014年に「月刊美術」美術新人賞デビューで入選、新生堂第1回新生絵画賞展で入選、2017年に第52回昭和会展で入選、第13回世界絵画大賞展で入選している。現在、二科会会友。

小野月世さんは1969年兵庫県生まれ、1994年に女子美術大学絵画科日本画専攻を卒業、在学中の1991年に日本水彩展で奨励賞、1993年にアートマインドフェスタ’93で青年大賞、卒業時に卒業制作展で優秀賞、1996年に同大学大学院美術研究科日本画専攻を修了した。

1996年に日本水彩画会会友推挙、2000年に第35回昭和会展に招待出品(2001年に昭和会賞、2002年に賛助出品)、グループ展「水彩人」に出品(以後、毎年出品)、2005年に日本水彩画展で内閣総理大臣賞を受賞している。現在、日本水彩画会常務理事。

小野田拓真さんは1987年神奈川県生まれ、2010年に東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コースを卒業、2012年に同大学大学院芸術工学研究科修士課程を修了した。在学中の2010年に東北芸術工科大学卒業/修了研究制作展に出品し、同年に第78回独立展で入選、佳作を受賞している。

鯉江桃子さんは1982年愛知県生まれ、2006年に武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、2015年に企業コラボアート東京2015公募展で準グランプリ、2016年にACTアート大賞展で優秀賞、2018年に「KIZUNA(きずな)2018来場者の投票による大賞セレクション展」で大賞を受賞している。

児玉慶多さんは1995年東京都生まれ、2017年に東京藝術大学油画科を卒業、同年に東京都美術館の東京藝術大学修了作品展に出品、2020年にArtglorieux GALLERY OF TOKYOの「若手人気作家によるーGINZA入札販売会」にも出品している。

志賀絵梨子さんは1984年生まれ、2004年に武蔵野美術大学造形学部油絵科を中途退学、2008年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、2018年に同大学大学院美術研究科芸術学専攻を修了した。2009年に富嶽ビエンナーレ展で佳作賞(2011年に優秀賞)、2015年に第83回独立展で新人賞、2019年に春季独立新人選抜展で奨励賞などを受賞している。現在、美術解剖学会正会員。

田島慧喜さんは広島県生まれ、穴吹情報デザイン専門学校CGデザイン科を卒業、2013年に広告制作会社やさまざまな職業を経て、絵画の制作活動を始め、2014年から2016年にグラフィックデザイナーの増山芳弘さんに師事、2017年に早稲田ドラードギャラリーにて「榎塾」に参加し、画家の榎俊幸さんに師事した。

谷口朋栄さんは1988年愛媛県生まれ、2010年に高知大学芸術文化コースを卒業、2009年に第29回高知県女流展洋画部門で青潮賞、2013年に国立鳴門教育大学大学院芸術コースを修了、2012年に「ART AWARD NEXT#2」に入選、2013年に損保ジャパン美術賞 FACE2014に入選、2017年に新進芸術家育成交流作品展で優秀賞、美術新人賞デビュー2017で入選、2019年に第4回Art Exhibition瀬戸内大賞で金賞などを受賞している。

徳田明子さんは東京都生まれ、2010年に第86回白日会に入選(2014年に準会員推挙)、2011年に第43回日展に出品し、入選した(2013年、2014年、2015年入選、2016年改組日展、2017年も入選)。現在、白日会準会員、ひばりケ丘カルチャーセンター「水彩で人物・静物画を描く」講座講師。

松平一民さんは1971年生まれ、園芸専門学校を卒業、2013年に白甕社美術展でクサカベ賞を受賞している。

松林淳さんは広島県生まれ、日本大学芸術学部美術学科を卒業、2021年に白日会展で入選、現在、日本透明水彩会会員、伊豆高原透明水彩教室を主宰している。

吉田然奈さんは1986年東京都練馬区生まれ、2013年に「TAGBOAT AWARD(タグボート・アワード)」で審査員特別賞(山本美知子賞)を受賞している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。12日10時30分から先着順で購入できる。12時以降は電話でも申し込める。