GINZA SIXで「三才」のJOTARO SAITOが「レトロチカ」衣装展とバッグ

【銀座新聞ニュース=2022年5月11日】キモノ、和装品のトータルな企画、製造、販売、などを手掛ける「株式会社三才」(京都府北区出雲路俵町43、075-256-2011)は5月12日から「JOTARO SAITO GINZA SIX店」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-6263-9909)で新作のミステリーアドベンチャーゲーム「春ゆきてレトロチカ」向けに企画された衣装を展示する。

スクウェア・エニックスが発売するドラマ式ゲーム「春ゆきてレトロチカ」の出演者の全衣装を、JOTARO SAITOさんが手掛け、その衣装を「JOTARO SAITO GINZA SIX店」に展示する。

また、衣装と同じ柄のエコバッグも販売する。

「春ゆきてレトロチカ」はスクウェア・エニックスが5月12日に発売する(プレイステーション5、プレイステーション4、Nintendo Switch、Steam用)推理アドベンチャーゲームだ。「GAME Watch」によると、映像は実写ドラマで、プレーヤーは展開するドラマを見ながら手がかりを得ていく。主人公の”脳内”での推理パートで手がかりを組み上げ、仮説を作り上げ、その仮説を提示することで事件に隠された真犯人を見つけ出すことができるという。

物語はミステリ小説家の河々見はるか(桜庭ななみさん)が、彼女は科学者であり、彼女の小説の監修を行なっている四十間(しじま)永司(平岡祐太さん)に頼まれ、取材という名目で編集者の山瀬明里(松本若菜さん)と共に、富士山麓にある永司の実家、四十間邸を訪れる。そこで見つかった100年も経つ四十間家で白骨死体の謎を解き明かすというドラマで、プレーヤーは展開する実写ドラマを見ながら人物関係や起こる事件、手がかりなどを把握して、解き明かす。

このゲームの出演者の衣装をすべて手掛けたのがJOTARO SAITO(ジョウタロウ サイトウ、斉藤上太郎)さんで、10以上のキャラクターがそのキモノに身を包む。1922年から2022年まで100年にわたる物語のキモノが作品の見どころのひとつになっている。

店舗ではメインキャストの桜庭ななみさん、平岡祐太さんを中心に、実際に着用した衣装を、ローテーションで展示し、作中で平岡祐太さんが着用した「羽織りの雷光柄」を落とし込んだエコバッグ(税込1518円)を発売する。

平岡祐太さんの衣装からデザインしたバッグ。

JOTARO SAITOさんは1969年京都府生まれ、祖父が染色作家の斉藤才三郎(1901-1973)、父親がキモノ作家で、「株式会社三才」の社長を務めている斉藤三才さんで、27歳の最年少でキモノ作家としてデビューし、キモノに限らず、帯、帯揚げ、帯締め、衿、草履、バッグに至るまで自らデザインし、コーディネイトする。

現代空間にマッチするファッションとしてのキモノを追求。テレビや雑誌などメディアにも紹介され、日本を代表するキモノデザイナー、テキスタイルアーティストとして活躍中。「伝統の進化」「和を楽しむライフスタイル」を提唱し、プロダクトやインテリアの制作まで多方面に才能を発揮している。2017年に「GINZA SIX」にカフェ併設の旗艦店をオープンしている。

「株式会社三才」は1933年に斉藤才三郎が創業、1961年に「三才染工芸株式会社」を設立、1988年5月に現社名に変更している。現在、斉藤三才と斉藤上太郎(JOTARO SAITO)の2ブランドを中心にキモノなどを展開している。

営業時間は10時30分から20時、併設のカフェ(03-6263-9961)は12時から19時30分。