東宝4月映画、17%減の73億円に、コナン、クレヨンしんちゃん好調も

【銀座新聞ニュース=2022年5月14日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は5月13日に4月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比17.4%減の73億8250万円で、2カ月続けてマイナスだったと発表した。

4月15日に公開された「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」((C)2022 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会)は5月8日の週まで4週連続で1位を占め、動員500万人、興収69億円を突破している。

4月は例年、7月などと並んで年間で観客動員数がそれなりに見込める時期で、2009年が49億円、2010年が57億円、2011年が55億円、2012年が79億円、2013年が46億円と主に40億円台から50億円台で推移してきた。

その後、2014年が70億円、2015年が78億円、2016年が35億円、2017年が76億円、2018年が82億円と70億円台から80億円台に拡大し、2019年に104億円と100億円を突破した。しかし、2020年は7日に「緊急事態宣言」が発動され、18日から全館休業したことや新作がすべて公開延期となったことから1億3887万円にとどまった。

2021年は4月25日に東京都、大阪、京都府、兵庫県の4都府県に発動された「緊急事態宣言」を受けて、4都府県の映画館が全館が休業していることや、新作が公開延期となったものの、89億円と2020年4月比では大幅に増えた。

しかし、2022年は3月21日に「まん延防止等重点措置」が解除されたが、2021年4月が89億円まで増えたことの反動で、前年を下回った。ただ、マイナスだったものの、1月以来の70億円台を回復した。

一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(695スクリーン)の4月の入場料収入は同26.9%増の52億321万円だった。トーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員を公表するのを止めている。

新たに4月に公開された映画は、15日の「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」、22日の「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」、29日の「劇場版ラジエーションハウス」の3本だ。

興行通信社の映画興行ランキングによると、4月2日、3日の週は「映画 おそ松さん」が2週目も2位、「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021」が5週目も3位、「劇場版 呪術廻戦 0」が15週目で7位と、トップ10入りは前週より1本減って3本だった。

4月9日、10日の週は「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021」が6週目も3位、「映画 おそ松さん」が3週目で4位と、トップ10入りは前週より1本減って2本だった。

4月16日、17日の週は「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が初週で1位、「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021」が7週目で4位、「映画 おそ松さん」が4週目で6位、「劇場版 呪術廻戦 0」が17週目で10位に返り咲き、トップ10入りは前週より2本増えて4本だった。

4月23日、24日の週は「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が2週目も1位、「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」が初週で2位、「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)2021」が8週目で8位、「映画 おそ松さん」が5週目で9位と、トップ10入りは前週と同じく4本だった。

4月に映画館で上映された配給作品は「劇場版ラジエーションハウス」(2022年4月29日公開)、「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」(2022年4月15日公開)、「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」(2022年4月22日公開)、「映画『おそ松さん』」(2022年3月25日公開)、「KAPPEI カッペイ」(2022年3月18日公開)、「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021」(2022年3月4日公開)、「コンフィデンスマンJP 英雄編」(2022年1月14日公開)、「劇場版 呪術廻戦 0」(2021年12月24日公開)など。