TOEI「太陽とボレロ」プレミア上映で水谷豊、檀れいら挨拶

【銀座新聞ニュース=2022年5月20日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は5月23日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「太陽とボレロ」のプレミア上映会を開く。

6月3日から一般公開される「太陽とボレロ」((C)2022「太陽とボレロ」製作委員会)。

23日18時30分から東京プレミアを開き、上映前に監督の水谷豊さんをはじめ、アマチュア交響楽団「弥生交響楽団」主宰者の「花村理子」役の檀れいさん、楽団を支える中古車販売センター社長「鶴間芳文」役の石丸幹二さん、楽団員でトランペット奏者の「田ノ浦圭介」役の町田啓太さん、楽団員でバイオリン奏者の「宮園あかり」役の森マリアさんが舞台に登場してあいさつする。

「太陽とボレロ」は俳優の水谷豊さんが長編映画のメガホンをとった監督第3作で、自ら脚本を執筆したオリジナル作品だ。オーケストラを題材に、音楽を愛する普通の人々が織り成す人間模様を描いている。

物語はある地方都市のアマチュア交響楽団「弥生交響楽団」の主宰者、花村理子は18年間、音楽を愛する個性豊かなメンバーたちとともに活動してきたところからはじまる。しかし、経営は苦しく、理子の必死の努力もむなしく、ついに楽団の歴史に幕を閉じることになる。

楽団最後の解散コンサートが開催されることになるが、個性的なメンバーたちは一筋縄ではいかず、それぞれの思いで勝手に動き回り、衝突する。そんな彼らに理子も翻弄される。主宰者の理子は、バラバラの心を一つにできるのか。

ウイキペディアによると、水谷豊さんは1952年北海道芦別市生まれ、妻が元「キャンディーズ」の伊藤蘭さん、長女が1990年生まれの趣里(しゅり)さん。北海道芦別市野花南、小平町達布など炭鉱街を炭鉱技師の父親の転勤に伴い転々とし、8歳の時より東京都立川市で育つ。

1965年に劇団「ひまわり」に入団、1968年にフジテレビの「バンパイヤ」のオーディションを受けて主役に抜擢され、デビューした。1970年に「その人は女教師」で映画デビュー、高校時代に劇団ひまわりを退団し、一度芝居を辞めるも、大学受験に失敗し、浪人生活を始める。その後、中学時代から知己のプロデューサーから「もう一度役者をやらないか」と誘われ、アルバイト感覚で役者の世界に戻った。

1972年に芸能活動を再開、7月スタートの日本テレビ系ドラマ「太陽にほえろ!」第1回に犯人役で出演、1974年10月に「傷だらけの天使」に出演が決定、1975年に映画「東京湾炎上」に出演、1976年に映画「青春の殺人者」でキネマ旬報賞主演男優賞を受賞し、1978年10月に最高視聴率46.7%を記録したドラマ「熱中時代(教師編)」の主演で大ブレイクした。

1990年から1992年まで日本テレビ系「刑事貴族」で主演、1993年から2003年までの日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」の「地方記者 立花陽介」で主演、1999年から2013年までTBS系ドラマ「探偵 左文字進」で主演、2000年からテレビ朝日系「相棒」で主演、2022年3月23日まで「相棒」は「シーズン20」が放送されている。2008年5月に「相棒」においての演技が評価され、第16回橋田賞俳優部門を受賞、同12月に平成20年度「ゆうもあ大賞」を受賞した。

2017年に主演映画「TAP THE LAST SHOW(タップ・ザ・ラスト・ショー)」で監督デビュー、2019年に監督2作目「轢き逃げ 最高の最悪な日」で脚本も手がけた。

1977年に「はーばーらいと」(作詞・松本隆さん、作曲・井上陽水さん)で歌手デビューし、「表参道軟派ストリート」(作詞・阿木燿子さん、作曲・宇崎竜童さん)、「熱中時代・刑事編」主題歌の「カリフォルニア・コネクション」(作詞・阿木燿子さん、作曲・平尾昌晃さん)をヒットさせる。1986年に「Unlimited Night Concert(アンリミテッド・ナイト・コンサート)」を最後に音楽活動を休止した。

2008年3月に22年ぶりに音楽活動を再開し、5月に「カリフォルニア・コネクション」などを中心にセルフカバーしたアルバムを発売した。同年の第50回日本レコード大賞で企画賞、第59回NHK紅白歌合戦にデビュー32年目にして初出演し、「カリフォルニア・コネクション」を歌唱した。

チケットはすでにチケットぴあを通じて先行抽選「プレリザーブ」を受付中で、20日11時締切。21日10時から一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。