丸善丸の内でおくはらゆめ「ねこのこね」原画展

【銀座新聞ニュース=2022年5月20日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は5月20日から6月9日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーでおくはらゆめさんによる「ねこのこね」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で6月9日まで開かれているおくはらゆめさんの「ねこのこね」原画展に展示されている絵本の表紙。

絵本作家のおくはらゆめ(奥原夢)さんが5月13日に絵を手掛けた「ねこのこね」(詩は石津ちひろさん、アリス館、税込1430円)を刊行したのを記念して原画展を開いている。

アリス館によると、「ねこのこね」は「花盛りの春から夏、秋、冬になり、最後はふたたび氷が割れて春へ。美しい四季の景色の中、猫の子が主人公のように、言葉に合わせて楽しく動きまわる」絵本としている。石津ちひろさんの8編の詩に、おくはらゆめさんがカワイイねこの絵をつけている。

おくはらゆめさんは1977年兵庫県生まれ、辻学園日本調理師専門学校を卒業、大阪のイタリア料理店で働き、2002年春から絵本を作りはじめ、ピンポイント(Pinpoint)絵本コンペに毎年応募し、2003年に東京に引越し、絵本を作って、毎週末に井の頭公園のフリーマーケットに並べ、2005年にモエ(MOE)絵本イラスト大賞で年間グランプリ佳作に選ばれた。

2006年に第12回おひさま大賞最優秀賞、2007年に自転車で佐渡島を一周、同年に第8回ピンポイント(Pinpoint)絵本コンペで入選、2008年に「ワニばあちゃん」でデビュー、同作で第1回モエ絵本屋さん大賞で新人賞、2010年に「くさをはむ」(講談社)で第41回講談社出版文化賞絵本賞、2012年に「シルクハットぞくはよなかのいちじにやってくる」(童心社)で日本絵本賞、2019年に「わたしといろんなねこ」(あかね書房)で第68回小学館児童出版文化賞を受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。