丸善丸の内で高橋祐次展、新作絵本原画とテーマパーク

【銀座新聞ニュース=2020年6月20日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は6月22日から28日まで4階ギャラリーで高橋祐次さんによる「などなど園」を開く。

丸善・丸の内本店で6月22日から28日まで開かれる高橋祐次さんの個展「などなど園」に出品される作品「さまざまな島」(アクリル、砂)。

画家、絵本作家の高橋祐次さんが5月26日に新作絵本「ずぼっ じー」(講談社、税込1320円)を刊行したのを記念して個展を開く。新作絵本の原画を展示するとともに、「テーマパーク」を題材に、創造力とストーリーテリングで描かれる作品を「などなど園」として展示する。

「ずぼっ じー」は「講談社の幼児えほん」シリーズのひとつで、物語は「砂場にきたよ、なにして遊ぶ?砂場に指を『ずぼっ』とつっこんで、『じー』っと線をかいてみよう。シャベルをよけて、石をよけて、おとし穴におちないように。ゆっくり、そーっと線をひいたら、どこまでいけるかな。子どもが夢中になる、たのしい砂遊びができる絵本」としている。

高橋祐次さんは1993年愛知県生まれ、2016年に横浜美術大学イラストレーションコースをを卒業、卒業制作で金兎賞、2018年に東京芸術大学大学院美術研究科デザイン専攻描画装飾研究室を修了、修了制作で芸大デザインN賞(中島千波賞)を受賞した。在学中の2014年にロイヤルパークホテルの「ザ羽田アート公募」で入選した。

2015年に第16回ピンポイント絵本コンペで優秀賞、東京装画賞の学生部門で銀賞、日本ブックデザイン賞の学生部門で入選、第199回ザ・チョイス(牧野千穂さん選)で入選、2016年に第10回えほん大賞で大賞、「見参 KENZAN」に出品(以降、毎年出品、2017年に準オーディエンス賞、カツミ・ヤマトギャラリー(Katsumi Yamato Gallery)賞、IIDギャラリー賞、2018年にロイドワークスギャラリー賞、2020年にN賞)し、2017年に「アートのチカラ」に出品(以降、毎年出品)、2022年にボローニャ国際絵本原画展で入選している。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。