丸善丸の内で棟方志功、鈴木信太郎、シャガール、ビュッフェら特選展

【銀座新聞ニュース=2022年6月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月22日から28日まで4階ギャラリーで「丸善絵画特選展」を開く。

丸善・丸の内本店で6月22日から28日まで開かれる「丸善絵画特選展」に出品されるロジェ・ボナフェさんの「古木の森とペラジー」。

20世紀を代表する国内外の画家の油彩画、水彩画、リトグラフ、シルクスクリーン、銅版画など、さまざまな作品を特別価格で提供する。

出品される画家は日本を代表する板画(版画)家で、「仏」を題材にした作品で知られる棟方志功(1903-1975)、刷毛で胡粉などを塗り重ね、微妙な色加減で描いた奥村土牛(1889-1990)、水墨の抽象画「墨象」を描いた日本画家で、和紙に、墨、金箔、銀箔、金泥、銀泥、朱泥といった日本画の画材を用いた篠田桃紅(1913-2021)、孤高の洋画家で自宅の虫や花を描き続けた熊谷守一(1880-1977)、パリを中心とするヨーロッパの歴史が刻まれた街並みを描き続けた洋画家の荻須高徳(1901-1986)、黒田清輝(くろだ・せいき、1866-1924)に師事し、「一陽会」を結成した洋画家の鈴木信太郎(すずき・しんたろう、1895-1989)。

ロシア出身のユダヤ系フランス人画家・マルク・シャガール(Marc Chagall、1887-1985)、スペイン出身で、フランスで制作活動をした画家、素描家、彫刻家・パブロ・ピカソ(Pablo Picasso、1881-1973)、19世紀から20世紀のフォーヴィスム(野獣派)を代表するフランス人画家で、「色彩の魔術師」と呼ばれたラウル・デュフィ(Raoul Dufy、1877-1953)、近代のフランス人画家・モーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo、1883-1955)、第2次世界大戦後の具象絵画の代表的な画家・ベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet、1928-1999)。

フランスで活躍したアルメニア人画家、ジャン・ジャンセン(Jean Jansem、1920-2013)、第2次世界大戦後の具象絵画の画家・ポール・アイズピリ(Paul Aizpiri、1919-2016)、フランスの画家で「成熟の赤」の使い手で知られるロジェ・ボナフェ(Roger Bonafe、1932年生まれ) さんら。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。入場は無料。