蔦屋書店で籔内佐斗司「童子」展、心を表現、木彫、ブロンズ

【銀座新聞ニュース=2022年6月22日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は7月8日までインフォメーションカウンター前で籔内佐斗司さんによる作品「童子」を開いている。

銀座 蔦屋書店で7月8日まで開かれている籔内佐斗司さんの作品展「童子」に出品されている「縁結び勢丸」(2018年、木彫)。

彫刻家で、東京藝術大学名誉教授、奈良県立美術館館長の籔内佐斗司(やぶうち・さとし)さんが「童子」を通じて表現しているのは「目には見えない“こころ”」で、「童子」を中心とした、木彫、ブロンズ作品を展示している。

籔内佐斗司さんは1953年大阪府大阪市生まれ、1978年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業、1980年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻(澄川喜一研究室)を修了、1982年から1987年まで、同大学大学院美術研究科保存修復技術研究室の非常勤講師、1985年に第5回天展彫刻部門で大賞、1987年に彫刻家として活動を開始。

1988年に第11回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で兵庫県立近代美術館賞、1997年に第17回現代日本彫刻展で宇部興産株式会社賞、2003年に第6回倉吉で緑の彫刻賞、同年に第21回平櫛田中賞、2004年に同大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室教授、2021年3月に退任し、東京藝術大学名誉教授、4月に奈良県立美術館館長に就任した。

開場時間は10時30分から20時まで。入場は無料。オンラインマーケットプレイス「OIL by美術手帖」で販売している。