大丸松坂屋画廊で岡啓介、金子圭太、柳田補ら「星のように輝く」展

【銀座新聞ニュース=2022年6月23日】国内百貨店業界2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は6月23日から29日まで岡啓介さんら11人の画家による「コンポステーラ 星の野原展」を開いている。

大丸松坂屋百貨店の「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」で6月23日から29日まで開かれる「コンポステーラ 星の野原展」に出品される左から上に右回りに、九鬼匡規さん、鈴木那奈さん、舘山浩丈さん、岡啓介さん、辻信之さん、七尾尚子さん、柳田補さん。

キリスト教の3大聖地の1つ、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela)」は聖ヤコブが眠る星の野原という意味で、「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー)」では、さまざまな美術品がある中から、お客にとって星のように輝く1点をみつけていただきたい、としており、その想いで11人の画家が描いた40点余の秀作を展示している。

今回、出品しているのは1962年香川県生まれ、1986年香川大学教育学部卒業、2002年に同大学大学院を修了、2008年に新構造展で文部科学大臣賞などを受賞している岡啓介さん、1998年北海道釧路市生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科に在学しており、2019年に佐藤太清賞公募美術展で最高賞などを受賞している金子圭太さん、兵庫県生まれ、独学にて制作活動を始め、2017年にかわうそ新人賞2017で佳作を受賞している九鬼匡規(まさちか)さん、大阪府生まれ、1992年に武蔵野美術大学空間デザイン科卒業、在学中より小説の挿絵などを手掛け、その後、舞台美術で活躍し、2014年から絵画を制作している久下(くげ)じゅんこさん。

東京学芸大学教育学部美術科卒業、東京都の郵便局主催・絵手紙コンクールで東京都知事賞、大気汚染防止ポスターコンクールで環境大臣賞などを受賞している篠塚はるみさん、1987年京都府生まれ、2017年に京都造形大学大学院美術・工芸領域洋画分野を修了、2015年に三菱アートゲートプログラムで入選している鈴木那奈さん、1973年埼玉県川越市生まれ、白日展で入選、第23回全国サムホール公募展で大賞などを受賞している舘山浩丈(ひろたけ)さん、1969年神奈川県横浜市生まれ、大学卒業後、ゲームソフト開発会社にCGディレクターとして勤務し、2019年にかわうそ新人賞で優秀賞を受賞している辻信之さん。

画家の七尾尚子さん、1977年北海道岩見沢市生まれ、武蔵野美術大学油絵専攻卒業、「独立展」にて新人賞、佳作賞、奨励賞などを受賞している宮地明人さん、1948年愛媛県砥部町生まれ、1966年松山南高校デザイン科卒業、1986年にフランス・サロン・ドートンヌに入選している柳田補(たすく)さん。

キリスト教の3大聖地とはバチカン市国、エルサレムの旧市街、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを指す。ウイキペディアによると、スペインのガリシア州(Galicia)のサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路はフランス各地からピレネー山脈を越えてのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう道を指し、1993年に世界的にも珍し道がユネスコの世界遺産に登録されている。

サンティアゴ・デ・コンポステーラは新約聖書に登場するイエスの12使徒の1人、聖ヤコブ(Jacob、スペイン語でサンティアゴ)の遺骸があるとされ、アルファイの子ヤコブを「小ヤコブ」と呼ぶのに対して、このゼベダイの子のヤコブを「大ヤコブ」と呼ぶ。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。