日比谷「グッバイクルエル」完成披露、西島秀俊、玉城ティナら挨拶

【銀座新聞ニュース=2022年6月24日】バンダイナムコホールディングス傘下のおもちゃ事業、映像音楽事業、ビデオゲーム事業、アミューズメント事業を展開する「ハピネット」(台東区駒形2-4-5、駒形CAビル、03-3847-0521)グループの映画配給会社「ハピネットファントム・スタジオ」(旧ファントム・フィルム、渋谷区千駄ヶ谷5-23-15、A-PLACE代々木、03-6862-0361)は7月7日にTOHOシネマズ 日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「グッバイ・クルエル・ワールド」の完成披露上映会を開く。

9月9日から一般公開される「グッバイ・クルエル・ワールド」((C)2022「グッバイ・クルエル・ワールド」製作委員会)。

7日18時の上映前に、監督の大森立嗣(たつし)さんをはじめ、強盗組織のメンバーで主人公、元ヤクザの「安西幹也」役の西島秀俊さん、強盗組織のメンバーでヤミ金業者の「萩原」役の斎藤工さん、ラブホテル従業員「矢野」役の宮沢氷魚さん、強盗組織のメンバーで、ヤミ金業者から借金の取立てに追われる「美流」役の玉城ティナさん、強盗組織のボス「浜田」役の三浦友和さんが舞台に登場してあいさつする。

「グッバイ・クルエル・ワールド」は高田亮さんのオリジナル脚本で、ソウルシンガー のボビー・ウーマック(Bobby Womack)さんのオープニグ曲とエンディング曲もあって、 銃撃アクションを満載したクライム・エンターテインメント作品で、エキサイティングかつポップなストーリーを描いている。

物語は全員互いに素性を明かさない強盗組織が、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金強奪に成功するところからはじまる。それぞれの生活に戻る予定だったが、ヤクザ組織に追われる日々が訪れ、ラブホテル従業員、刑事(大森南朋さん)らを巻き込み、大波乱の物語が幕を開ける。

ウイキペディアによると、大森立嗣さんは1970年東京都生まれ、父親が前衛舞踏家で俳優の麿赤兒(まろ・あかじ)さん、弟が俳優の大森南朋(なお)さん。駒澤大学文学部社会学科を卒業、在学中は映画サークル「8ミリ同好会」に所属し、自主映画を作り始め、
大学卒業後は俳優として活動し、その後、監督の荒井晴彦さん、阪本順治さん、井筒和幸さんらなどの作品で助監督を務める。

2001年に自らプロデュースし、出演した「波」(奥原浩志監督)で第31回ロッテルダム映画祭最優秀アジア映画賞「NETPAC AWARD(ネットパックアワード)」を受賞、2005年に荒戸源次郎さんのプロデュースにより、花村萬月さんの芥川賞受賞作を原作にした「ゲルマニウムの夜」で初監督、ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に正式出品した。

2010年に監督2作目「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」が公開、第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待作品、第10回東京フィルメックス特別招待作品で、2010年度(第51回)日本映画監督協会新人賞を受賞している。2013年に吉田修一さん原作の「さよなら渓谷」が公開され、世界4大映画祭の1つである第35回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門に日本映画として唯一出品され、審査員特別賞を受賞した。日本映画の同賞受賞は1965年の「手をつなぐ子ら」(羽仁進監督)以来、48年ぶり。

2018年に森下典子さんのエッセイ「日日是好日-『お茶』が教えてくれた15のしあわせ」を原作とした映画「日日是好日」が第43回報知映画賞監督賞を受賞した。

チケットはチケットぴあを通じて、6月25日11時から先行抽選販売を受付、7月1日11時締め切り。7月2日10時から一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。作品は「R15+」(15歳未満は入場・鑑賞を禁止)に指定されている。