【銀座新聞ニュース=2022年7月1日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は8月10日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで林明子さんによる「EHONS×福音館書店『こんとあき』33周年フェア記念『こんとあき』エスキース展」を開いている。
絵本作家の林明子さんが1989年6月に刊行した「こんとあき」(福音館書店、税込1430円)が33年経ったのを記念して、出版社の福音館書店がフェアを開き、関連グッズを販売するのと、著者の林明子さんが「こんとあき」のエスキース(esquisse、下絵、スケッチ)を公開する。
「こんとあき」は、遠く離れた「さきゅうまち」に住むおばあちゃんがつくってくれたキツネのぬいぐるみの「こん」はあきちゃんが生まれてくるのを待っていた。小さい頃から、ずっと一緒のこんとあきだが、ある日、こんの腕がほころんでしまい、2人はおばあちゃんに直してもらおうときしゃに乗って出かける。
丸善・丸の内本店のEHONSでは、関連グッズとしてはハンカチーフ、アクリルぷちスタンド、コンパクトミラー、ダイカットステッカー、ますきんぐテープ、木製スタンプ、アクリルキーホルダーを発売している。また、こんごもマグカップ、和紙フレークシール、一筆箋、そえぶみ箋なども順次発売する。
林明子さんは1945年東京都生まれ、横浜国立大学教育学部美術科を卒業、1979年に絵本「きょうはなんのひ?」(文は瀬田貞二=1916-1979)で、第2回絵本にっぽん賞を受賞、1983年に「おふろだいすき」(文は松岡享子=1935-2022)で、産経児童出版文化賞美術賞を受賞している。
開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。入場は無料。