日本橋三越でビアガーデン、2、3時間コース、4店のフードカートも

【銀座新聞ニュース=2022年7月15日】国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス(新宿区新宿5-16-10)傘下の三越伊勢丹(新宿区新宿3-14-1)が運営する日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は10月10日まで本館屋上にビアガーデン「グリルテラス日本橋」(0120-354-585)と「フードカート」を営業している。

日本橋三越で10月10日まで本館屋上で営業されているビアガーデンで提供されるコースの料理をWeber(ウエーバー)のグリルで焼き上げる。

各テーブルにアメリカのグリル機器メーカー「Weber(ウエーバー)」のグリルを置いて、野菜や肉類などを焼きながら、生ビールをはじめ、20種類の以上の飲み物を味わえる。コースには2時間飲み放題の「グリルBBQコース」(料理はレギュラーとスペシャルがある)と3時間飲み放題の「ロイヤル格之進コース」がある。

「グリルBBQコース」レギュラーはビーフステーキ、グリルチキン、四元豚と、焼き枝豆、あらびきウインナー、彩り野菜、ガーリックライスなどがつく。スペシャルはレギュラーの肉類に、海老、イカ、殻付きホタテがつく。

「ロイヤル格之進コース」は肉が岩手県の門崎熟成肉の専門店「格之進」の熟成牛や白金豚、黒毛和牛のハンバーグになる。グレードアップ。通常飲み放題メニューのほかプレミアム生ビールやスパークリングワインもついている。

ドリンク類はビールがアサヒ、サッポロ、キリン、ワイン(白、赤)、サワー、ソフトドリンクなど20種類以上がある。また、このほかに、単品メニューもある。

「フードカート」では子ども向けメニューを充実させた、4つのカートが営業している。新館地下1階あにるイタリアンレストランが出している「イータリー」(営業時間は11時から19時)では、イタリアのクロワッサン「コルネット」にサンドした「生ハム&グラーナ」(680円)、「ポルケッタ(ローストポーク)」(同)、「ヌテッラ(ヘーゼルナッツの甘いスプレッド)」(同)などがあり、ワインやビールに合う「アペリティーボ盛り合わせ」も用意している。

「東京會舘」(11時から14時、月曜日休、月曜が祝日の場合は火曜)は伝統のカレーライス(1100円)、「マロンシャンテリー」(990円、小は770円)などを提供している。

台湾小皿料理店の「焼小籠包ドラゴン」(11時から19時)はランチセット(900円、お子さまセット500円)などを販売している。

神田に本店があるうどん店「讃岐うどん 香川一福」(11時から17時)は屋上の厨房内で毎日ひきたての出汁を使った「ぶっかけ」や「肉うどん」(温・冷とも890円)などを提供している。

ウイキペディアによると、ビアガーデンは1875年に横浜・山手で「スプリング・バレー・ブルワリー(1870年に創業、ジャパン・ブルワリーを経て現キリンビール)」の創始者、ノルウェー出身のアメリカ人、ウィリアム・コープランド(William Copeland、1834-1902)が、工場隣接の自宅を改装して開いた「スプリング・バレー・ビヤ・ガーデン」が最初とされている。最初の屋上ビアガーデンは1953年に大阪市北区梅田でオープンした「ニユートーキヨー大阪第一生命ビル店」が最初とされている。

ビアホールは1897年7月20日に、大阪市北区中之島の大江橋南詰に大阪麦酒(現アサヒビール)が「氷室生ビール」と洋食をメニューにした本格的なビヤホール「アサヒ軒」を開いたのが最初とされている。1899年8月4日に東京府京橋区南金六町5番地(現東京都中央区銀座8丁目)に、日本麦酒醸造(現サッポロビール)が「恵比寿ビヤホール」を開店し、初めて「ビヤホール」の名称が使われた。これを記念して8月4日は「ビヤホールの日」とされている。

1940年に東京都上野のビアホールで「泡が多すぎる」と客が抗議したことから、警察が「生ビールの仕入れ量より売り上げた量が異常に多い」ことで法令違反の疑いがあるとし、検察がビアホール会社を起訴した。しかし、裁判で酒学の権威といわれた坂口謹一郎(1897-1994)が「ビールの泡はビールよりもアルコール濃度が高い」と証明したことから、1944年に「ビールの泡もビールと認める」と無罪の判決が下された。

営業時間は17時から21時。土・日曜日と祝日は11時30分から15時までも営業する。料金は2時間、3時間食べ放題、飲み放題制で、2時間レギュラーが一般5500円(いずれも税込)、中高生が4950円、スペシャルが一般7150円、中高生6600円、3時間が一般9900円、中高生9350円。

予約制(0120-354-585、10時から17時)で、1回あたり最大30人まで。すでに7月分、8月分を受け付けており、9月分は8月1日から、10月分は9月1日から受け付ける。