大丸東京でMozu「小さな秘密の世界」展、牛丼屋、図書缶等

【銀座新聞ニュース=2022年7月22日】国内百貨店業界第2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営する大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は7月22日から8月9日まで11階催事場で「Mozu アートワークーちいさなひみつのせかい」を開いている。

大丸東京店で7月22日から8月9日まで開かれている「Mozu アートワークーちいさなひみつのせかい」に展示されている作品「こびとの牛丼屋」((C)MOZU STUDIOS)。8月2日まで1階和洋菓子「鎌倉紅谷」前で最新作、こびとシリーズ第12弾「こびとの牛丼屋」を特別展示している。

コマ撮りアニメ、ミニチュア、トリックラクガキの分野で活動するマルチアーティストのMozu(水越清貴=きよたか)さんが、これまでの作品群をはじめ、新作、絵コンテ、設計図などを網羅し、一部作品を除き、写真撮影なども可能な体感型の展示会を開いている。

Mozuさんの作品はまるで部屋の片隅にこびとが住んでいるかのような、リアリティがあるミニチュア「こびとシリーズ」などで知られ、「こびとの秘密基地」をはじめとするこびとシリーズ第8弾「こびとの牛丼屋」、ミニチュア「図書缶」などを発表している。

Mozuさんは1998年生まれ、東京都立総合芸術高等学校を卒業、2015年にジオラマ作品「自分の部屋」が注目され、自作したコマ撮りアニメ「故障中」がTBS主催のアジアの短編映画祭「Digicon(デジコン)6」で、JAPAN Youth(ジャパンユース)部門で最優秀賞ゴールドを受賞、2017年にインターンとして英国で2週間、ストップモーションアニメ「犬ケ島」の制作に参加、作品集を出版、2018年にクラウドファンディングで1111人から約300万円の支援を受け、トリックアートノート「NOUTO(ノウト)」を制作し、東急ハンズやヨドバシカメラなどで販売された。

netflix(ネットフリックス)で公開されたコマ撮りアニメ「リラックマとカオルさん」の制作に参加し、ミニチュア背景を担当した。2019年に「株式会社MOZU STUDIOS(モズ・スタジオ)」を設立、代表取締役社長に就任、明治の「きのこの山のこ」などのパッケージデザインを担当、2012年に「NY ADC YOUNG GUNS19」と一般投票によって選ばれる「Creative Chioce Award(クリエイティブ・チョイス・アワード)」をダブル受賞している。

開場時間は10時から20時(最終日は18時)まで。入場料は一般1300円、高大学生900円、中学生以下700円、未就学児無料。22日から24日の全日、25日から8月9日の13時までは日時指定券となる。25日から9日までの13時以降の入場整理券は10時より会場にて配布する。