丸善丸の内で井上文太が初画集刊行記念展、サイン会も

【銀座新聞ニュース=2022年8月9日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は8月11日から23日まで4階ギャラリーで井上文太さんによる「画狂人 井上文太展 iNSPiRATiONS ”魔法の林檎”」を開く。

丸善・丸の内本店で8月11日から23日まで開かれる「画狂人 井上文太展 iNSPiRATiONS(インスピレーションズ) ”魔法の林檎”」のフライヤー。

「画狂人」と自称する画家の井上文太さんが8月26日に初の画集「閃きーiNSPiRATiONSー画狂人 井上文太」(ぴあ、税込6050円)を刊行するのを記念して、初画集の作品を中心に、水墨画、龍、波、生命(いのち)のシリーズやジグレー版画など約100点を展示販売する。

初画集は企画プロデュースを井上文太さんと30年来の友人である音楽家のHYDE(ハイド)さんが手掛け、井上文太さんは「金子國義の美をリスペクトし、ひたすら自らの美を創り続けてきたアーティストHYDEと僕が新時代の幕開けに世界へ発信する”ZIPANG WORLD(ジパングワールド)”」としている。

井上文太さんは1991年に画家の金子國義(1936-2015)に師事し、1998年から画家として制作をはじめ、2003年に個展を開き、2009年にNHKの連続人形活劇「新・三銃士」のキャラクターデザインを担当、2010年に第36回放送文化基金賞個別分野で美術賞、テレビエンターテインメント賞、ABU(アジア太平洋放送連合)最優秀賞を受賞した。

2016年に河口湖オルゴールの森美術館広報大使に就任、2020年から2022年3月まで館山ふるさと大使「館山芸術大使」に就任している。2022年7月2日から9月25日まで横須賀美術館で作品展を開いており、展示中の仏画「運慶(?-1224)作 阿弥陀三尊」を描き下ろしている。また、彫師としても活動している。

21日14時から井上文太さんによるサイン会を開く。会場で画集を先行発売しており、購入した先着80人が整理券をもらえる。

開場時間は9時から21時(最終日は15時)まで。