丸善丸の内で山口マオ「ねこのあいうえお」原画展

【銀座新聞ニュース=2022年8月13日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月1日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで山口マオさんによる「あそぶためうまれてきたのさぼくはねこ」の原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で9月1日まで開かれている山口マオさんの「ねこのあいうえお あそぶためうまれてきたのさ ぼくはねこ」展に出品されている絵本の表紙。

版画家の山口マオさんがイラストを手がけた「ねこのあいうえお あそぶためうまれてきたのさ ぼくはねこ」(文は石津ちひろさん、講談社、税込1980円)を6月30日に刊行されたのを記念して、原画展を開いている。

「ねこのあいうえお あそぶためうまれてきたのさ ぼくはねこ」は「あ」そぶためうまれてきたのさぼくはねこ、「い」つだっていえでのよういはできている、「う」れしいとしぜんにのどがなってくる、等々、石津ちひろさんと山口マオさんが、15年以上温め続けた企画で、猫の気持ちを5・7・5と木版画でとらえた、猫好きの著者ふたりがおくる、猫のことば絵本としている。

山口マオさんは1958年千葉県生まれ、東京造形大学絵画科を卒業、イラストレーター、版画家として、木版画を中心に、絵本、雑誌、広告、グッズなど、さまざまな分野で活動し、主な絵本作品に「なりました」(文は内田麟太郎さん)、「わにわにのおふろ」や「わにわにのおでかけ」などの「わにわに」シリーズ(文は小風さちさん)、「はっぱみかん」(文は風木一人さん)、「はすいけのぽん」(文は古舘綾子さん)、「オオカミがやってきた!」(文・うちだちえ、童心社)などがある。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)まで。入場は無料。