ヴァニラでコレクション「エロスの女神」展、空山基、ブットら

【銀座新聞ニュース=2022年9月6日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は9月8日から28日までヴァニラ画廊コレクション展「Vanadis」を開く。

ヴァニラ画廊で9月8日から28日まで開かれるヴァニラ画廊コレクション展「Vanadis(ヴァナディース)」に出品されるピエール・モリニエの作品。

ヴァニラ画廊によると、「Vanadis(ヴァナディース)」とは、北欧神話において美と豊穣を司る女神のこと。その美貌と奔放な性格から、しばしば性愛のシンボルとしても描かれる美神をいう。

「彼女」の姿を追うかのように、作家たちは古来よりさまざまな表現を通じて、「エロティシズム」という美学を具象化し、ときにはポップに、ときにはダークにデカダンに。作家独自の創意とフェティシズムによって、性愛をめぐる作品群は百花繚乱の彩りを呈しているという。

今回は、絵画、版画、写真作品を中心にヴァニラ画廊のコレクションの中から、「アイコニックなエロティック・アート」を展示する。

今回出品するのは、英国の画家、ポップアーティストのアレン・ジョーンズ(Allen Jones、1937年生まれ)さん、 女流銅版画家で、古典的な銅版画の技法「ビュラン刻」で制作する小林ドンゲさん、グロテスクで耽美系のイタリアの画家、サトゥルノ・ブット(Saturno Butto)さん、エロティックかつメタリックな質感およびメカニカルな造形で女性を描き、ソニーのロボット「アイボ(AIBO)」のデザインも手がけた空山基(はじめ)さん。

フランスの画家、写真家で、初期の風景画からフェティシズム、エロティシズム画へと移行したシュルレアリスト、ピエール・モリニエ(Pierre Molinier、1900-1976)、わいせつな蔵書票で知られるオーストリアのデカダン派の画家、フランツ・フォン・バイロス(Franz von Bayros、1866-1924)、洋画家でシュールレアリスティックな画風で知られ、幻想的なエロスの表現を得意とする古沢岩美(1912-2000)の7人。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日、最終日17時)で、入場料は予約が800円、当日券は1000円。時間指定有の完全チケット制で、定員制で1時間単位で完全入れ替えとなる。ライブポケット(https://t.livepocket.jp/t/8zmju)を通じて予約する。