丸善日本橋で絵画セール、梅原龍三郎、中島千波、森田りえ子ら

【銀座新聞ニュース=2022年9月21日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は9月21日から27日まで3階ギャラリーで「秋の丸善絵画セール」を開く。

丸善・日本橋店で9月21日から27日まで開かれる「秋の丸善絵画セール」に出品される熊谷守一の「はぜ紅葉」(シルクスクリーン)。

今回は、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術や琳派、南画といった日本の伝統的な美術を取り入れ、装飾的な世界で知られた洋画家の梅原龍三郎(1888-1986)ら日本の巨匠たちの版画を展示販売する。

出品されるのは、梅原龍三郎のほかに、日本画の伝統的な様式美を現代的な感覚で表現した加山又造(1927-2004)、女性画や静物を生き生きと描いた小倉遊亀(1895-2000)、上村松篁(1902-2001)の子息で、花鳥画の第一人者として知られる元京都市立美術大学副学長の上村淳之さん(1933年生まれ)。

日本画家で京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)元学長、同大学付属康耀堂美術館館長の千住博さん(1958年生まれ)、東京芸術大学名誉教授で、「人物画」シリーズや花鳥画を得意とし、桜、牡丹の絵画で知られる日本画家の中島千波さん(1945年生まれ)、舞妓やエキゾティックな女性画、春夏秋冬の花々を描く日本画家で、京都市立芸術大学客員教授の森田りえ子さん(1955年生まれ)。

生涯、古い民家の絵を描き続け「民家の向井」と呼ばれた洋画家、向井潤吉(1901-1995)、洋画家で、風景画や民家を描く、「失われた民家百景」シリーズで知られる林喜市郎(1919-1999)、、バラの絵で知られる洋画家、中川一政(1893-1991)、孤高の洋画家で、自宅の虫や花を描き続けた熊谷守一(1880-1977)、アメリカ在住でレーザーやホログラムを駆使した現代美術家、ヒロ・ヤマガタ(1948年生まれ)さんら。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は15時)まで。