TOEI「ONE PIECE」、名塚佳織、新津ちせが「ウタ誕生祭」

【銀座新聞ニュース=2022年9月26日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は10月1日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で劇場版「ONE PIECE FILM RED」の声優による「#ウタ誕生祭」を開く。

現在、一般公開されている「ONE PIECE FILM RED(ワンピース・フィルムレッド)」((C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会)。

「ONE PIECE FILM RED(ワンピース・フィルムレッド)」は8月6日に一般公開され、興行通信社によると、初週から9月17日、18日の週まで7週連続で1位となり、公開38日目には動員1000万人を突破し、9月19日までの公開45日間の累計成績は動員1072万人、興収149億円を記録している。

東映はこの流れを続けるため、10月1日14時50分の回上映終了後に、赤髪海賊団大頭のシャンクスの娘「ウタ」役の名塚佳織さん(ボイスキャスト)とライブの観客の一人でウタに憧れる少女「ロミィ」役の新津ちせさんが舞台に登場して「ウタ誕生祭」を開く。

ウイキペディアによると、「ONE PIECE(ワンピース)」はマンガ家の尾田栄一郎さんが1997年より「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載している、海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公とする、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡る海洋冒険ロマンで、2022年7月で原作の連載開始から25周年になる。

2022年4月の時点で単行本は第102巻まで刊行されており、「週刊少年ジャンプ」歴代作品中では「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(1976年から2016年)に次ぐ長期連載となっている。

国内累計発行部数は2021年7月時点で、日本のマンガでは最高となる4億部を突破している。また、第67巻は初版発行部数405万部の国内出版史上最高記録を樹立し、第57巻(2010年3月発売)以降の単行本は初版300万部以上発行を継続するなど、出版の国内最高記録をいくつも保持している。

2015年6月15日に「もっとも多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定された。海外では翻訳版が57カ国・地域以上で販売されており、海外でのコミックス累計発行部数は2021年7月時点で9000万部を突破、全世界累計発行部数は2021年7月の時点で4億9000万部を突破している。

1999年10月よりテレビアニメがフジテレビ系列で放送されており、東映アニメーション制作のアニメ作品としては最長のロングラン作品になっている。劇場版は2000年3月に第1作が公開され、2019年8月に劇場版第14作が公開されている。劇場版「ONE PIECE」としては、2012年12月に公開された12作目「ONE PIECE FILM Z(ワンピース フィルム ゼット)」が68億7000万円の興行収入をあげて、過去最高を記録している。

「ONE PIECE FILM RED」は2022年7月で連載開始25周年となる「ONE PIECE」の劇場版アニメで、長編劇場版通算15作目で、原作者の尾田栄一郎さんが総合プロデューサーを務める「FILMシリーズ」としては、2016年公開の「ONE PIECE FILM GOLD(ワンピース フィルムゴールド)」以来4作目になる。

原作者である尾田栄一郎さんは「総合プロデューサー」として制作に参加し、監督は谷口悟朗さん、脚本は「ONE PIECE FILM Z」(2012年)、「ONE PIECE FILM GOLD」(2016年)で脚本を手掛けた黒岩勉さんが担当している。

物語は素性を隠したまま発信される歌声が「別次元」と評され、世界でもっとも愛される歌手ウタが、初めて公の前に姿を現すライブが開催されるところからはじまる。そのことに色めき立つ海賊たちと、目を光らせる海軍。

ルフィ率いる「麦わらの一味」は、何も知らずに、ただ彼女の歌声を楽しみに会場にやってきた。世界中から集まったファンが会場を埋め尽くし、いよいよ待望の歌声が響き渡ろうとしている。しかし、ウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していく。

チケットはチケットぴあを通じて、27日10時から一般発売する。料金は全席指定で2100円均一。