大丸でワインフェア800種超、100回記念シャンパンも、入場は有料

【銀座新聞ニュース=2022年10月4日】国内百貨店業界第2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営する大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は10月5日から10日まで11階催事場で「第100回世界の酒とチーズフェスティバル」を開く。

大丸東京店で10月5日から10日まで開かれる「第100回世界の酒とチーズフェスティバル」のフライヤー。

1975年からはじまった「世界の酒とチーズフェスティバル」(当時は「洋酒展」で、ウイスキーを中心にオーストラリアの輸入肉とともに販売)は、日本の百貨店でもっとも歴史のあるワインフェアで、当時は高価であったワインを試飲してから購入できるというスタイルが画期的だったという。

100回目の今回は世界130カ国、800種類以上のワインを取りそろえ、ワインの他にチーズなども提供する。また、完全入れ替え制にして、3年ぶりに試飲を伴う開催となる。

100回記念の特別ワインとしてはフランス・ボルドーの「2018ア・ノザムール・パー・ラフォン・フルカ」(赤、2990円)、フランス・シャンパーニュの「NVヴーヴ・オリヴィエ・カルトドール・ブリュット」(泡、白、5000円)を販売する。

注目の新しいワインとしては、ポルトガル・リスボンの「2016 ザ・ポルトギーズ・ワイン・カンパニー1500 レゼルヴァ」(赤、2940円)、カナダ・オンタリオの「2017 ケイヴ・スプリング・カベルネ・フラン・エステート」(赤、3762円)、アメリカ・カリフォルニアの「2019 モンターニュ・ルース・シャルドネ・ドラゴンズ・バック」(白、5148円)など。

最近、注目のワインとしては、イタリア・シチリアの「2017 フェウド・ディシーサ・グランマッセンティ・ペッリコーネ」(赤、3168円)、ブルガリア・トラキアの「2020 ザグレウス/ティアラ・ホワイト・マブルッド」(白、1386円)、ジョージア・イメレッティの「2020 バイアズワイン・クラフナ・クヴェヴリ・アンバーワイン」(5148円)など。

次世代のワインとして注目するのは、アメリカ・カリフォルニアの「2019 クラウドブレイク・プティシラー」(赤、1782円)、ハンガリー・ボルショド・アバウーイ・ゼムプレーンの「2016 パンノン・トカイ・マスカット・セミドライ」(白、1485円)、フランス・ボルドーの「2019 シャトー・オー・コルミエ」(赤、1188円)などを販売する。

また、甘くないチーズケーキ「手軽なアンティパスト チーズケークサレ」はプレーン(1カット432円)、バジル&トマト(1カット475円)、パンチェッタ&ブラックペッパー (1カット496円)、クワトロフォルマッジ(1カット475円)の4種類が販売される。

クリームチーズにハーブ、クランベリー、パイナップルなどを敷き詰め、ロールケーキ状にしたチーズ「フランス産フレッシュチーズ ル ルレ3種入」はガーリック(150グラム)、クランベリー(125グラム)、パイナップル(125グラム)があり、いずれも1080円。

「ドイツ産ナチュラルチーズ 3カ月熟成ルートヴィヒ王のビアケーゼ」(100グラム972円)はバイエルン王ルートヴィヒ2世(LudwigⅡ、1845-1886)がケーニッヒ ルートヴィヒ王室ビール醸造所を設立し、今でもルートヴィヒ2世の子孫がビールを作り続けており、ビアケーゼはこのルートヴィヒ2世ゆかりのドイツ伝統黒ビールに漬けて仕上げられている。黒ビールに漬けられた外皮は、焦げ茶色で独特の香気があり、中のチーズは淡いアイボリー色という。

営業時間は10時(初日は14時)から20時まで。入場料は3000円(3000円分の買い物サポ-トクーポンがつく)で、事前予約制。5日は14時から16時、17時から19時の2回。6日から10日は11時から13時、14時から16時、17時から19時の3回。また、11階で購入したワインは、12階、13階のレストランに持ち込みが可能だが、一部の店舗は持込料をとる。