丸善丸の内で荒戸里也子「めがねどろぼう」原画展

【銀座新聞ニュース=2022年11月10日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は11月30日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで荒戸里也子さんによる「めがねどろぼう」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で11月30日まで開かれている荒戸里也子さんの「めがねどろぼう」原画展に出品される絵本の表紙。

絵本作家の荒戸里也子さんが9月20日に絵を担当した「めがねどろぼう」(文は桂文我さん、BL出版、税込1540円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「めがねどろぼう」は落語家の桂文我さんが落語の世界のどろぼうの話を絵本化したもので、2021年1月の「もぐらどろうぼう」が第一弾で、今回が2作目になる。

物語はどろぼうが2人、夜の道を歩き、さて、どこの家に入ろうか、とうろうろしながら、ようやくたどりついためがね屋の前で、しのびこむ計画を立てていると、その声を、お店の中で聞いていたでっちさんは・・・。まぬけで楽しい!笑えるどろぼうの落語絵本としている。

荒戸里也子さんは兵庫県生まれ、京都女子大学文学部英文学科を卒業、2004年から独学でイラストを描き始め、2011年に白泉社の「MOE(モエ)イラスト・絵本大賞」で年間グランプリ、2012年に第1回白泉社MOE絵本グランプリで佳作(2013年の第2回でグランプリ)、
2014年に第7回MOE絵本屋さん大賞で新人賞を受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日は19時)、入場は無料。