ヴァニラ画廊で「あまキュンエロの女王」高崎ぼすこBL展

【銀座新聞ニュース=2022年11月25日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は11月26日から12月18日まで高崎ぼすこさんによる個展「Euphoria」を開く。

ヴァニラ画廊で11月26日から12月18日まで開かれる高崎ぼすこさんの個展「Euphoria(ユーフォリア、強い幸福感)」のフライヤー。

女性で、ボーイズラブ(BL)マンガを描いているマンガ家で、「あまキュンエロの女王」と呼ばれる高崎ぼすこさんがこれまで手掛けてきた作品の中から、およそ160点の作品を展示する。

また、複製原画の販売や、展覧会オリジナルグッズの販売、架空のブランド「bosco(ボスコ)」をイメージした展覧会の描き下ろし作品も展示販売し、そのショーウィンドーをイメージした展覧会限定フォトスポットも登場する。

高崎ぼすこさんの作品は、「クラシックでありながら、アヴァンギャルドな魅力をあわせ持ち、エロティックかつロマンチシズムが溢れるフィジカルとメンタルの揺らぎを生み出す物語」という。

ウイキペディアによると、ボーイズ・ラブ(和製英語)とは、日本における男性(少年)同士の同性愛を題材とした小説やマンガなどのジャンルのことで、1990年代中盤から後半に使われるようになった。元々は「耽美(たんび)」や「ジュネ(JUNE)」の言い換え語だったようだが、のちにBL(ビーエル)と略されるようになった。

作家、編集者のほとんどは女性、読者の大多数も女性で、ゲイの男性向けの作品とは分かれている。確固とした概念ではなく、ボーイズラブとそれ以外のジャンルを明確に分けることはむずかしい。現在では、2次創作同人誌やウェブ上の作品もBLと呼ぶこともあるが、BLは基本的に商業出版寄りの言葉とされている。

高崎ぼすこさんは東京都生まれ、2013年1月にボーイズラブのQpa collection「いとしい、ということ」でデビューし、2015年5月に「オマエは羊。」を刊行、同年6月に「たどるゆび」、同年8月に「おねだりする本」、2016年10月に「暫定ボーイフレンド」、同年11月に「それでも俺のものになる1」、2018年9月にQpa edition「オマエは羊。」、同年10月に「とろけるくちびる」、2020年12月に「とろけるくちびる more melty」などを刊行し、そのほかに多くのBL小説家の挿絵や表紙を手がけている。2022年10月に「それでも俺のものになる」が完結している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日、祝日、最終日17時)まで。無休。入場料はオンライン予約で800円、当日券1000円で、展覧会初日に関しては、オンラインチケットのみ。ヴァニラ画廊のホームページに掲載するリンク先にてチケットを予約できる。