日本橋「かいけつゾロリ」公開で山寺宏一、愛河里花子ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2022年12月1日】中堅映画配給会社の東京テアトル(新宿区新宿1-1-8、御苑テアトルビル、03-3355-1010)は12月10日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」の公開を記念して、山寺宏一さん、愛河里花子さんらによる舞台あいさつを開く。

12月9日から一般公開される「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」((C)2022 原ゆたか/ポプラ社,映画かいけつゾロリ製作委員会)。

12月9日から一般公開される「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」((C)2022 原ゆたか/ポプラ社,映画かいけつゾロリ製作委員会)。

12月10日11時30分の回上映終了後に、監督の緒方隆秀さん、声優で主人公の「ゾロリ」役の山寺宏一さん、ゾロリの子分で双子のイノシシ兄弟の兄「イシシ」役の愛河里花子さん、双子のイノシシ兄弟の弟「ノシシ」役のくまいもとこさん、なんでも屋を営む少年「ビート」役の梶裕貴さん、原作者の原ゆたかさん、かいけつゾロリが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」は児童文学作家、イラストレーターの原ゆたかさんの児童書シリーズ「かいけつゾロリ」(ポプラ社)が原作で、擬人化された動物が暮らす世界(作中では地球の日本として扱われる)を舞台に、キツネの主人公ゾロリと、ゾロリの子分で双子のイノシシ兄弟イシシとノシシが、修業の旅をしながら行く先々で活躍するというストーリーになっている。

1987年11月にシリーズ第1作「かいけつゾロリのドラゴンたいじ」が発売されてから、年2回の刊行ペースで66巻まで出版されている(2020年4月現在)。幼稚園児から小学生を中心に人気があり、2000年代半ばから後半にかけて、当時の小学生の間で大人気となり、社会現象化した。シリーズの発行部数は2020年11月時点で累計3500万部を突破している。

ゾロリは元々みづしま志穂さんの児童書「ほうれんそうマンシリーズ」の悪役だったが、「ほうれんそうマン」シリーズの終了に伴い、みづしま志穂さん了承の元にスピンオフして単独シリーズとなった。

1993年に「それいけ!アンパンマン 恐竜ノッシーの大冒険」との併映作として短編アニメ映画「かいけつゾロリ(まほう使いのでし・大かいぞくの宝さがし)」(日本テレビ制作)が公開され、この時点でテレビアニメの制作も検討されたが、スポンサーが決まらないため延期となった。

2004年2月にテレビ朝日系でテレビアニメ化され、これに合わせてバンダイがテレビゲームやおもちゃを発売した。当初1年間の放送予定だったが、好評につき延長され、2005年2月13日からタイトルを「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」に改題した上、2007年1月28日まで3年間放送された。

2006年3月11日に初の長編アニメ映画「まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん」が公開された。2012年12月22日に単独上映の長編映画「映画かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」、2013年12月14日に「映画かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご」、2015年9月12日には「映画かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち」、2017年11月25日に「映画かいけつゾロリ ZZのひみつ」が公開されている。

2019年に新シリーズとして再びテレビアニメ化されることが発表され、「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」のタイトルで2020年4月から11月までの第1期と、2021年4月から10月の第2期、2022年4月から9月の第3期に分割してNHK Eテレで放送されている。アニメ制作は2004年以降の体制を引き継ぐ形で、バンダイナムコピクチャーズと亜細亜堂が担当している。

12月9日に公開される「映画かいけつゾロリ ラララ♪スターたんじょう」は原作35周年記念作品で、今回の原作は第66作「かいけつゾロリ スターたんじょう」。原作では出番のなかったキャラクターや、ビートなどのアニメオリジナルキャラクターも登場する。また、アニメ未登場であった百目の初登場回となっている。さらに、長編アニメ映画は2017年11月に公開された「ZZのひみつ」以来、5年ぶりとなる。

物語はいたずらの天才ゾロリはギターを弾いて歌う女の子・ヒポポと出会い、スターに育ててひともうけしようとたくらむところからはじまる。しかし、ヒポポはある理由で大きな声で歌えなかった。そんな中、大きなオーディションに参加することになるが、はたして、ゾロリは自信がない少女をスターにできるのか。

緒方隆秀さんは2008年にテレビアニメ「絶対可憐チルドレン」の演出を手がけ、テレビアニメ「クロスゲーム」(2009年)、テレビアニメ「メタルファイト ベイブレード 4D」(2011年)を演出、テレビアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」(2014年)の演出と絵コンテ、テレビアニメ「カミワザ・ワンダ」(2016年)の演出と絵コンテを手掛けた。

2020年と2021年にテレビニメ「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」第1シリーズと第2シリーズの監督を手がけ、2022年にアニメ「かいけつゾロリと水のおひめさま」の監督、同年にテレビニメ「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」第3シリーズの監督を務めている。現在、アニメ会社「スタジオアド」に所属している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、12月2日12時締め切り。3日10時から一般発売する。料金は一般2100円、3歳から高校生1200円、プレミアBSが一般3100円(プレミアボックスシート)、3歳から高校生小人2200円。